『いだてん ~東京オリムピック噺~』

『いだてん』13話感想:壮絶なマラソンとなったストックホルム五輪、四三がゴールできず戻ってくるまで…(ドラマネタバレ)

大河ドラマ『いだてん』

< 13話(3月31日放送) >

前回、ゴールしないまま行方が分からなくなりみんなに捜索されていた四三ですが、レースの途中で宿舎へ戻ってきてしまっていたのを発見されました。
果たして彼のマラソンはどうなってしまったのか、何があってこのような事になってしまったのかが明らかになる切ない回でした。
早速感想を書いていきます。

前回のあらすじ&感想は「大河『いだてん』12話感想:ついにマラソン競技開始!どうなる、四三!(ドラマネタバレ)」をチェック!

『いだてん』13話のあらすじ

意識がないままホテルに運ばれていた四三(中村勘九郎)は、日射病だった。
いつもお世話をしてくれてきたダニエルに案内され、自分がコースからはずれてペトレ一家に助けられた行程を改めてたどる四三。
そして、マラソンを共に戦ったポルトガルのラザロ選手が日射病で死去した事実を弥彦(生田斗真)に聞かされる。
命を懸けて監督を全うした大森兵蔵(竹野内 豊)や安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)の「頑張れ」の思いを胸に、四三は再び走りだす。

同じ様に、孝蔵(森山未來)は緊張と戦いながら、落語「富久」を演じ、完走はできないまでも目を見張る才を見せる。

『いだてん』公式サイトより

13話の見どころは、ショックを受ける四三と才能の片鱗をみせた美濃部孝蔵

無事を確認された四三は、宿舎で目を覚ましました。
嘉納先生や大森監督、弥彦らと話し、自分が日射病だったことは理解しましたが何が起こったのかはよく覚えていない様子。
改めてマラソンコースをダニエルと共に辿ることで記憶を思い出そうとします。

幼い頃の自分が見えたり、雨が降ったと羽田予選の記憶と混同したり、相当な意識障害があった様子の四三。
フラフラになりながら、二手に分かれた道でコースを外れてしまったのでした。
正しいコースを行ったポルトガルのラザロ選手が日射病で亡くなってしまい、間違えた自分が生き残った。その事実に苦しむ四三。

そして同じ頃迎えた初高座で、孝蔵は意外な姿を見せる。

『いだてん』13話の感想 (ネタバレあり)

今回は今までにないくらいやるせなく悲しかったです…

一世一代の大会の日にゴールできなかった四三の悲しさ…

あれだけやる気になっていた四三ですが、前回具合の悪い大森監督をおぶりながら会場へ到着し、急かされるままに競技スタートしていました。
出足は好調で、これはいける!と本人も思ったようですが、そのせいか、もしかしたら飛ばし過ぎたのかもしれません。
水も取らずにぐんぐん他の選手を抜かしていました。
程なく体がふらふらとし始め、そのうちに競技開始前にも見ていた幼いころの自分が見え始めるのです。

ストックホルムとはいえ真夏のマラソンは普通に辛いですよね。
しかもこの時代に日本からストックホルムという長距離の移動に加えて現地の暑さと白夜
まともに寝れない日々もあったでしょうし、体力や体調が万全とは言えなかったのでしょうね。
でもそんななかで気持ちだけは高ぶってしまって、体がついていかなかったのかもしれません。

そして四三は練習中にも間違えた同じ道を、またしても間違えてしまったのです。
ダニエル!!何故そこに居ないの!!
と思ってもまぁ仕方ないのですけど、間違えそうな道なら誰か案内人がいても良かったですよね。
そのあたりは残念ですが今日までに生かされてきた事なんでしょうね。

そして正しい道を行ったラザロ選手は、四三と同じ日射病で亡くなってしまうのです。
勝利か死かというほどにこの大会に掛けていたラザロ選手。
家族を食べさせていくために、負けるわけには行かない決死の覚悟で臨んでいたのです。
敗北した四三は、自分はおめおめと負けてしまって良かったのだろうかと思い悩んでしまっていましたね。
当然ながら生きていて良かったのですが、悲しくていたたまれない四三の気持ちを想うとぐっときてしまいました。

孝蔵のロクでも無さとその才能

そしてしばらく四三のことでいっぱいいっぱいだったので個人的に放っておいたつもりの孝蔵。
師匠に初高座を準備して頂いて題材には「富久」を選びました。
車を引きながら足で覚えた話を披露する時が…

それにしても車屋の清さんがほんとに優しい。
こんなちゃらんぽらんな孝蔵に新しい着物をプレゼントしてくれる訳です。
泣ける~~~と思ってたら、速その着物を質に入れて酒を飲む孝蔵…
マジか、孝蔵。ここまでか、と思いました。
なかなかの生い立ちなので急にまともになるとは思いませんが、なかなかろくでもない男です笑

しかしその孝蔵が酔っ払いながらも富久を話し始めると…
いつも車を引いていたからか、手が車を引いてるポーズのままなのがおかしいんですけど。
始まった瞬間は少し早口で何言ってるか分からないなと思ったんですが、その話に引き込まれてしまいました。
落語って登場人物のやり取りがあり二役分をやるので、顔を左右に向けて会話を表現したり、
何か食べたりする所作を表現したりのイメージなんですが、孝蔵はただただ車を引いて走ってるんですよね。
それでも登場人物の会話があって、テンポがよくて面白くて。
彼の才能の片鱗を見た感じがしました。

マラソンという長距離を走るだけの協議をテンポよく見せる工夫

『いだてん』はどうしてオリンピックと落語を繋げて描いてるのかなと思ってたんですが。
マラソンってドラマで描くにはなかなか難しい題材ですよね。
ただただ走るっていう。長距離なのでそこにドラマはあるんですが、実況するわけでも無いし、駅伝のように仲間にバトンを渡すわけでもなく。
ただただスッスッハッハッの呼吸で走る四三の映像に、孝蔵の富久が重なればなんとテンポのいいエンターテインメントになることか!
素晴らしい融合だなと思いました。
クドカンすごい。あ、なんだ、ただの天才か。

次回14話のあらすじ

オリンピックの戦いを終え、ストックホルムから帰国する四三(中村勘九郎)。

元号も明治から大正に移り、四三には人々の空気が変わったように感じられる。
報告会で大勢の高師の仲間が四三の健闘を称える中、敗因を問いただす女性が出現。
永井道明(杉本哲太)の弟子・二階堂トクヨ(寺島しのぶ)である。
永井とトクヨはオリンピックでの敗北を受け、娯楽スポーツではなく強靭(きょうじん)な肉体を作る体育の推進を改めて主張する。

同じころ、孝蔵(森山未來)は四三とは逆に旅立とうとしていた。
円喬(松尾スズキ)とは別の噺家について地方を回るのだ。
新橋駅から出発の日。師匠に見限られたと思っていた孝蔵のもとに、円喬が駆けつけて──。

『いだてん』公式サイトより

まとめ

あっという間に終わってしまった気がするストックホルム編。
四三がついに帰ってきて、スヤさんとの今後も気になります。
そして帰ってきた四三が、その後の日本のスポーツにどんな影響をもたらすのか。
来週も要チェックです!

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