『ストロベリーナイト・サーガ』

感想『ストロベリーナイト・サーガ』最終回:姫川玲子が語る過去の事件と今も抱える闇、菊田を守れ!ネタバレ)

ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』

< 11話(6月20日放送) >

ついに来てしまいました、最終回!
キャストについて色々あった『ストロベリーナイト・サーガ』もついに終わります。
やはり少し前シーズンとの感覚が近すぎて比べられるのは仕方ないですね。
今回描かれている「ブルー・マーダー」は初映像化のお話なので新鮮に楽しめています。

前回のあらすじ&感想は「感想『ストロベリーナイト・サーガ』10話:菊田が結婚しとる…!!姫川班解体後の事件、初映像化のブルー・マーダー(ネタバレ)」をチェックしてください。

『ストロベリーナイト・サーガ』11話のあらすじ

事件を追っていた姫川玲子(二階堂ふみ)は、勝俣健作(江口洋介)とバディを組む葉山則之(葉山奨之)から“ブルーマーダー”の正体がわかったと連絡を受ける。元警察官、木野一政(要潤)だった。
そんな時、池袋のホテルで警察官も被害を受ける発砲事件が発生。
現場に急行した姫川は、近くの公園に身を潜めていた木野を発見、確保する。

姫川が捜査本部に戻ると勝俣がいた。
ホテルの事件現場に勝俣と下井正文(陰山泰)がいたことに疑問を持つ姫川。
自分で調べろと取り付く島もない勝俣は、木野の取り調べは自分が行うと言い張る。
安東智寛警視正(大谷亮介)は、取調官の選任は木野の治療が終わるまでに決まると告げるが勝俣は譲らない。

姫川がホテルで銃撃を受けた下井の病室を訪ねると、勝俣がいた。
ホテルでの状況を聞く姫川に、下井は応じる。
下井の話を聞いた姫川と勝俣は、木野が元警察官だという情報を組織に流したのは外部の人間ではないかと思い当たる。
例えば、木野を組織の潜り込ませた作戦を知る当時の警察官だ。

菊田和男(亀梨和也)は指名手配犯、岩渕時生(大下ヒロト)の潜伏先として茅場組を張っている。
菊田は、茅場元組長(相島一之)と出かけた男の風体が、姫川が確保した男に似ていたことが気になるが…。

公式サイトより

最終話の見どころは、姫川玲子が語る過去と犯人への説得…!

今回姫川玲子が捉えられた菊田の前で、犯人・岩淵の説得を試みます。
今まで決して誰にも言わなかった自分の過去と心情を菊田の命を守るために語ります。
涙ながらに自分の壮絶な過去と苦しい心情を語る怜子、犯人への共感や同情、愛情も感じる怜子のセリフに大注目です!

『仮面同窓会』3話『ストロベリーナイト・サーガ』11話の感想 (ネタバレあり)

最終回にきて、また二階堂ふみちゃんと亀梨くんの演技が良かったなと思えました。
辛すぎる出来事に出会ったときに、何を選択し見出して、どう生きるのかが大事なんだと思います…

ブルー・マーダーに憧れる岩淵ときお役、大下ヒロトが良かった

今回ブルー・マーダーと行動を共にしていた、指名手配犯の岩淵ときおを演じた大下ヒロトの演技がとても良かったなと思いました。
彼はブルー・マーダーに憧れて木野と行動を共にし、裏社会の人間を倒すことを目的に戦闘技術を学んでいました。
結局菊田たち警察に見つかってしまい、刑事二人に暴行して立てこもることになってしまいます。
そこに来た怜子に説得されることになるのですが…。

彼のこれまでの人生を思うと、なんでこんなことになってしまったのかと悲しく思いました。
元々は普通にパチンコ店で仕事をしていた青年だったのに、半グレ連中に目をつけられ美人局で借金をし、
さらには振込詐欺グループに入らざるを得なくなり、その中で奴隷のように虐待される日々。。

元々自分の欲の為に悪いことをしたかった訳でも無いのに、ズルズルとその世界に引き込まれ、そうなってから這い上がるのはどれほど難しいことか…
人に危害を加えたいと思っていた訳でも無いでしょうに、虐待された日々が彼を変えてしまったんだと思います。
とても悲しい事だな。。
怜子に説得されて人を死なせなくて済んだことが救いでした。
怜子の壮絶な心情の吐露を聞いているときの表情がとても良かったです。

大下ヒロトさん21歳ですって。
最近ちょこちょこと色んなドラマに出始めています。
今後の活躍に注目したいですね。

意外とガンテツが良い奴で…

ガンテツは基本的には怜子をライバル視する嫌~なオジサンって感じだったのですが、実は怜子を心配していたんですね。
怜子の過去を知った上で、考え方が犯罪者の考えと似すぎていることを危惧していて、ともすればあちら側に転んでしまうかもしれないと思っていたのかもしれません。
それを監視しつつ、怜子が過去と上手く折り合いをつけて刑事が出来るようになればと思っていたんでしょう。

「いつまでも被害者面してんじゃねぇ!自分だけが特別だなんて思ってんじゃねぇぞ…!」
こんなセリフが、実はガンテツの気持ちを表現しています。

さらに今回ガンテツは、ブルー・マーダーである木野にも同情して、木野をハメた人間の炙り出しに協力しました。
木野を裏切り、自分の出世に利用した刑事が許せなかったんですね。
ガンテツも刑事として、正義感がしっかりある人なんだなと分かります。

姫川怜子の刑事の勘は、つまり犯罪者への共感

今まで竹内結子の方が良かったと言ってきた二階堂ふみの姫川玲子ですが……今回は思った以上にとっても良かったです!
今まで秘めてきた怜子の本音の吐露が、辛いけど愛に溢れたものでとても良かった。

「私は”普通の警察官”では無いし、”普通の女”でも無いの。」
「男の人を愛する資格なんて私には無いし、愛される自信も無い。」
こんな風に本心を打ち明けることも辛かったに違いないし、それでも菊田の命を守ろうとしたところに刑事の魂を感じました。

殺したいほど憎い相手を想像で何度も殺してきた怜子はときおと似た経験を持っていました。
激しく強要され屈辱を受けた経験。それは身体に刻み込まれ、もう二度と消えないかもしれない。
でもそれは自分や大切な人に向けた愛情の裏返しだと認められないか?と問いかける怜子のセリフに感動。
どんな経験をしたとしても、考え方、受け止め方次第で変えることが出来るのかもしれないなと思いました。

自分は生きていていいのか?と迷ったとき、警察は自分の生きる場所を与えてくれたと感じた怜子。
だからこそ刑事の仕事に全力を投じて、自分を生かしてくれた場所を守っているんですね。
ときおに対して「どうしても上手く行かなかったら自分のところに来て。他の誰かが許さなくても私があなたを許すから。」と涙ながらに声をかける怜子の優しさと深い愛情が印象的でした。

辛い経験をしたからこそ、人にそこまで優しくなれるのかもしれない。

まとめ

実は亀梨君も今回いい演技をしていたなと思いました。
怜子の迫真の説得を聞いているときのボコボコに殴られた顔で流す涙とかいい顔してた。
亀梨くんは今までこういう役少なかったから、今後は色んな役をやっていったら良いんじゃないかな。
亀梨テイストの少ない役を希望します。

最終回、面白かったですね!どの回よりも。
怜子の説得の長台詞のシーンは脚本も演技も素晴らしいなと思いました!
最後を良い感じで終われて良かったんじゃないでしょうか。

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エンタメブロガー
ぴお
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運営者のぴおです。 ドラマ、映画を幅広く見ていて、日々の楽しみにしています。 感想・作品紹介を書いていきます♪
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