『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』6話感想:何でもお見通しな女たち、、(ドラマ ネタバレ)

ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』

< 6話(2月14日放送) >

段々分かってきた。
なかなか裏がある人たちと、それをコントロールする氷見さんのドラマ第6話。
裏があると言うのは悪い意味ばかりじゃなくて人間誰しも多少の表裏はあるよねと。
今回も感想を書きました!

その前に前回のあらすじ&感想を読みたい方は「『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』5話感想:ドラマでの遠野なぎこアウト!ではなく良かった…」からチェック。

『QUEEN』6話のあらすじ

鈴木法律事務所に新たに持ち込まれた危機管理の仕事は、大物小説家のパワハラ疑惑。 氷見江(竹内結子)、与田知恵(水川あさみ)と鈴木太郎(バカリズム)は、依頼主である浮田千代子(真野響子)に会いに行く。

氷見たちを迎えたのは千代子の秘書、若月礼二(杉野遥亮)。礼二以外の秘書たちはパワハラを訴えて辞めてしまっていた。
礼二は千代子が秘書たちに厳しく当たるようになったのはここ最近で、本当は週刊誌で糾弾されるような人物ではなく、優しく穏やかな人だと擁護。
そして千代子と対面する氷見たち。
浮田はちゅうちょなく、あっさりと週刊誌の記事は事実だと認め、その上で、ベストセラー作家のスキャンダルということで盛り上がる蜂の巣をつついたような周囲の騒ぎをおさめて欲しいと氷見たちに要請をする。
真っ白な衣装に身を包み、終始、豪放磊落な浮田は、礼二の給仕で千氷見たちと食事をしながら、礼二の中に秘められた小説家としての可能性を認め、もしも自分が亡くなったら遺産は礼二のような若い才能に使いたいと、氷見たちにこぼす。

氷見たちは過去の仕事で縁ができたミナトテレビの部長を訪ね、礼二にフォーカスをあてた番組を提案。放送後、世論は見事に“スピン”され、騒動は収束しそうな気配を見せる中、礼二が不穏な動きをしていることを氷見が察知し・・・。

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』公式サイトより

6話の見どころは、包容力抜群の女性のすごさ

今回の依頼は大物女流作家の浮田千代子でした。
その若い男性秘書・若月の外見と物書きの才能、そして野心に惚れ込んだ浮田は彼を何とか世に出そうと考え、氷見に依頼します。
氷見が考えた作戦は当然普通のものではなく、ともすれば若月本人が潰れてしまうかもしれない諸刃の剣。
氷見はわざと若月を怒らせてその野心を確かめます。その燃えるような怒りの目に確かな野心と情熱を感じた氷見は作戦を決行するのです。

女が本気で入れ込んだ男性のために、どこまでするのか。
少し怖いような、でも素敵なような不思議な感覚になりました。

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』6話の感想 (ネタバレあり)

与田ちゃん、一人でハワイ旅行

冒頭で与田が事務所のみんなにハワイのお土産を振舞っていましたね~
というか旅行行くようなお休み取れたんだ、良かったね。
しかしハワイに一人で行ったんですね。ストレス溜まってたのかなぁ。
私も一人旅たまにしますが、ハワイはなかなかハードル高い気がしています…与田ちゃんすごい。

物事の価値を正しく評価できる人はほとんどいない

今回のドラマ中で本質を突いたセリフだなと思いました。
氷見と依田の会話で、若月が大物作家浮田のイケメン秘書としてテレビに出たときの世間の反応を見て。世間は箔に弱いと。
氷見「物事の価値を正しく評価できる人はほとんどいないからねぇ。」
与田「自分から何かを褒めるより、誰かの評価に乗っかった方がラクですしね~。」
いかにも…人が良いと言っているものに興味が沸いて、人が良いと言っているものが自分の評価以上に良く見えたりすることってあります。
だから口コミとか見ちゃう訳ですしね。

若月はテレビでのイメージ戦略として、「浮田に才能を認められて信頼関係のあるイケメン秘書」という形で世の中に認知されたので、当然本も売りやすくなったわけですよね。
しかしながら、今後彼の書く本が買う人それぞれにとって面白いかどうかは、それぞれの価値観や評価軸と照らし合わせて判断する必要がある、と思うわけです。
自分が面白いと思わなかったものまで、面白いと錯覚しないように自分の基準はブレずに持っていたいなと思いました。
そうでないと世間に振り回されそう。

まるごと全部受け入れて、自分のすべてを捧げる覚悟をする

浮田をパワハラで訴えると出て行った秘書3人が、浮田が亡くなった後で財産管理をする事務所を立ち上げる準備をしていると聞きつけます。
しかし浮田は、自分の財産は才能のある若い人たちに使って欲しいと言っていました。
氷見は浮田の想いを遂げようと動きます。

浮田は若月に騙され利用されていると知りながらも、自分の目的の為に必死に生きている若月を作家としても女としても愛していました。
若月の野心が分かったうえでその部分もまるごと認めていたのです。
その為若月を本物の作家にするために世間からバッシングをされるような立場に追い込み、自分の本性を世間に見せてさらに叩かれることで強くしようと考えたんです。
浮田が最初の顔合わせのときに「どうなるか分からなくても人生まるごと全部受け入れて、自分のすべてを捧げる覚悟をする」そうしないと何もかえってこないと言っていました。
これは仕事でも同じだと。
才能ある人の考え方はこんなにも真っすぐなんだなと…感心。だから浮田の野心を受け入れることが出来たんですね。
才能のあるもの同士、理解できた。

結局若月は、浮田との日々を本にして出版。本はかなり売れて、実際に才能があった若月は世間にも才能が認められて次の本の仕事も執筆中とか。
才能とは何も努力しなくて光るものではなく、それを光らせるために自分のすべてを捧げられることなのかもしれないですね。

次回7話のあらすじ

氷見江(竹内結子)と与田知恵(水川あさみ)、鈴木太郎(バカリズム)たちは事務所でワイドショーを見ている。
話題に上がっているのは、スマートフォン決済サービス『ペイグッド』のクレジットカード不正利用に関して。顧客のカードが第三者に使用されていたのだ。
その報道を聞き呆然とする藤枝修二(中川大志)。どうやら藤枝も被害に遭った様子。
ネットを見ていた真野聖子(斉藤由貴)は『ペイグッド』のシステムエンジニア、芦原江梨子(西山繭子)のセキュリティー対策が甘かったと特定されていると教える。
江梨子は与田の大学生時代の先輩だった。

与田から連絡を受けた江梨子が事務所に来た。
江梨子は『ペイグッド』のシステム開発チームの責任者で、今回のトラブルに関して責任があることは認める。
だが、同社のサービスが始まったのは江梨子が育休に入ってからだった。
もちろん責任は認めつつ、ただ、休んでいる間に問題が発生したのにも関わらず、自分がやり玉に挙げられ、名前や顔までもネットに晒されていることに江梨子は悩んでいた。

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』公式サイトより

まとめ

今回は女の懐の深さを見せつけられた回でした。
浮田先生もそうだけど、氷見さんも少なからず色々と経験した過去があるようだから理解できたんでしょうね。
その上で表面をコントロールしつつ、クライアントの意向に沿うという氷見はさすがのスペシャリストですよね。
来週もビクビクしながら期待。

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