『わたし旦那をシェアしてた』

『わたし旦那をシェアしてた』最終回感想:結局何が言いたかったのか分からない…自分の理解力を疑う(ネタバレ)

ドラマ『わたし旦那をシェアしてた』

< 10話(2019年9月5日放送) >

なんとなくずっと見てきたドラマ『わたし旦那をシェアしてた』。
キャスト陣はみんな好きだったし演技も良い。
しかし最終回を迎えてまだもやもやが残ります。
とにかく早速感想を書いていきます。

前回のあらすじ&感想は「『わたし旦那をシェアしてた』9話感想:茜(岡本玲)が殺人現場にいた女…何故恭平を見殺しにしたのか?(ネタバレ)」でチェック!

『わたし旦那をシェアしてた』最終回のあらすじ

茜(岡本玲)は、美保(渡辺真起子)に逮捕される。
彼女は取調べで、恭平(平山浩行)が指輪を渡そうとしていた相手は晴美(小池栄子)だと証言する。
恭平は茜に「一番心の強い女性に指輪を渡す」という言葉と「この指輪を受け取る人間は、一番不幸になる人間だ」という謎のメッセージを言い残していた。
晴美、加奈子(りょう)、文江は美保から、茜の証言を聞く。
指輪が自分のものになるにもかかわらず、戸惑う晴美。
一方、加奈子は、晴美が指輪を受け取ることを認めない。
晴美は文江(夏木マリ)から、“加奈子を納得させる”という最後の課題を与えられる。

晴美は加奈子と話し合おうとするものの、拒絶されてしまう。
悩む晴美は、拘置所にいる秀明(赤楚衛二)に会いに行く。
「恭平から選ばれても、まったくうれしくない」と苦しい胸の内を秀明に明かす晴美。
秀明は「恭平さんがどうして、あなたを選んだのかが分かる」と言い、さらに「それは、あなたにとってつらい現実かもしれない」と告げる。
晴美は秀明の言葉を聞いて考えた末に、恭平がなぜ自分に指輪を渡すつもりだったのか、ある結論を導き出す。
晴美は、恭平が殺された事件現場に加奈子を呼び出す。
加奈子との“戦い”に決着をつけるつもりだった。
対峙する晴美と加奈子。晴美は加奈子に、自分が“妻”として恭平に選ばれた理由を語る――。

最終回見どころは、物語の最終着地点…

これまで恭平の死の謎を巡って、また恭平が残した3億円を巡って、事実婚の妻3人が競争し合ってきた訳ですが。
前回、茜が恭平が殺された現場に居たこと、そして彼を見殺しにしてしまったことが明らかになりました。
事件のきっかけとなった掲示板に書き込みをしたのも彼女。
全ての謎は解けて、事件に関係した人間も分かったところで、では3億円は誰のものに?という点だけが残ります。

茜の子供が心臓の難病を患っていて、海外で手術を受けないと命の危険があることが分かり、その費用が約3億円と聞くと3人ともその治療費に恭平の遺産をあてたいと言います。
その中で文江さんだけが、まだ茜を許せずにいます。

茜は警察に捕まってしまいますが、病気の息子を救う事ができるのか。
そして恭平が買った指輪を送る相手は、3億円を手にするのは誰なのか。
最終回を迎えて、これまでのストーリーが着地するのはどこなのか…?が見どころです。

『わたし旦那をシェアしてた』最終回10話の感想 (ネタバレあり)

うーん。このドラマ、キャストが好きで見てました。
が、1回1回のお話でのエピソードは普通に面白いし、ちょこちょこ疑問は生まれるものの、最終回には収束するだろうと思っていたんです。
だけど…

結局文江さんは何で突然シェアハウス管理人として出てきたの?

最初から謎だったのですが、文江さんが恭平と疎遠になっていた母親であることは途中で分かりました。
だとすると何故3人の前にシェアハウス管理人として訳知り顔で現れ、何故恭平の3億円の行き先を管理して3人に「課題」を出すのか。

恭平の母親であることを考えると残した遺産を管理するのは自然のように思いますが、疎遠だったこと、そして文江さんは「恭平が何の言葉も残してくれなかった」と嘆いていました。

うーん、となるともう繋がらない気がする…
最終回にきて決定的に話が繋がらなくなってしまいました。残念。やっぱ脚本破綻してたのね…

「事実婚の3人の妻バトル!」の煽りは内容と一致していない

これも最初から思っていたんですが、「妻バトル」を煽りとして使っていますが、内容を見ると大体妻3人は結束して共通の敵や謎に立ち向かっています。
それを通して強い絆が出来上がっていくわけですが…妻同士のバトルを期待して見ると全くの期待外れ。
どちらかというと犯人との対決や、文江さんとのバトルじゃないでしょうか。

何でこうなったんでしょう?
ストーリー作った後に無理やり宣伝作ったのか?
予告などが面白そうに仕上がってただけにストーリーが伴わず残念。

連ドラだから途中から路線変更していくことも出来たと思うのですが、後半はかなり迷走していたように思います。

晴美と加奈子のやり取りの意味が全然分からなくてある意味ショック!

恭平は、「一番心の強い女性」に指輪を渡す、「指輪を受け取った人は一番不幸になる人間だ」と茜に伝えていました。
茜はそれが晴美のことであると伝えます。
その後文江から「晴美が加奈子を納得させて」と課題が出されます。

晴美と加奈子が恭平が亡くなった現場で話すシーン。
「恭平がわたしを選んだ理由が分かった。わたしなら今回の出来事を全て受け入れるから。」と晴美。
「それだけで選んだからわたしもあなたも変わらない、同じよ。」と泣きながら話します。
本当に誰を愛してたかなんて本人にしか分からない、と。

そこで何故か急に加奈子が理解を示して、私の役割はあなたを支えることだと…

……えっ??
…………はぁ??

全然意味が分からなかったんですけど…
つまり恭平が指輪を渡そうとした晴美は、一番愛されていたからではなくこの一連の事件や恭平の死自体を受け入れてくれるから選ばれた。
こんな事件に巻き込まれ、事実婚の相手を複数作った恭平の計画全てを許し、恭平の狙いのままに3億円を茜の子どもに使ってくれるはずだから選ばれたということでしょうか?

それを支える役目の加奈子って???
ちょっと意味が分からなすぎでぼーっとしてきました。
1話からずっと見ていたはずなのですが、私何回かお話を飛ばしてるんだろうか…

結局恭平がゲス中のゲスってことで良いですか?何が言いたかったの?

全ては恭平の策略で、計画通りであったとします。
それをちょっと説明してるシーンもありましたが。

この脚本、自分の死も含めてすべてを計画した恭平がすごい的な感想を持たせる狙いだったとしたら、全然狙い通りになっていないですね。
普通に不快感しかない…
共感ポイントが全く無いので……

さらに全体を通して何が言いたかったのか分からないんですよね。(分かる方いたら教えてほしい)
恭平のお葬式で晴美が話した、人にどう思われても恭平が今も大好きっていうのも全然共感できないし、恭平が教えてくれたのは命懸けで家族を愛することだってのも、いやいや…ねぇ…別に愛されてなかった訳でしょ。

最後にしめた「こらからの時代、色んなものをシェアしましょう」とか意味不明の極み…

そんななか「どうぞザワザワしてください。」
ってセリフだけ印象的でとても良かったです笑

小池栄子、りょうさんが好きなので見れたんですがこれは好きなキャストじゃなきゃリタイアしてました。
関係ないですが、りょうさんの喪服姿素敵でしたね。

まとめ

ということで、最終回になって酷評で終わりました笑
やっぱり脚本大事だし共感できないと厳しいな~。
キャラクターを好きになれないときついです。

深夜枠ドラマも好きなので、また面白い作品を見れたら嬉しいです!

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※本ページの情報は2019年9月時点のものです。最新の配信状況は各サービスサイトにてご確認ください。

エンタメブロガー
ぴお
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運営者のぴおです。 ドラマ、映画を幅広く見ていて、日々の楽しみにしています。 感想・作品紹介を書いていきます♪
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