< 8話(5月30日放送) >
物語としては「インビジブルレイン」の後編になります。
シリーズはもう8話でいよいよ佳境に入ってきますね。
前シリーズから早すぎる再編成でしたがどうなんでしょうね、このドラマの評判は。
個人的には最初は悪くない立ち上がりだったけれど、どうにも盛り上がらない展開が続いているなと思って見ています。
「インビジブルレイン」は盛り上がりどころだろ!と思うんですがいかに…
さっそく感想を書いていきます。
前回のあらすじ&感想は「感想『ストロベリーナイト・サーガ』7話:姫川玲子の恋愛感情…?悪い男に惹かれる…刑事以外の顔(ネタバレ)」をチェックしてください。
『ストロベリーナイト・サーガ』8話のあらすじ
暴力団組織・六龍会の構成員、小林充(古野陽大)が殺害された事件の重要参考人として柳井健斗(寺西拓人)の名が浮上する。
柳井は過去に実姉を何者かに殺され、さらに、警察の誤認により容疑を着せられた実父を自殺で亡くしていた。
警察上層部はその不祥事を隠ぺいするべく「柳井を追うな」と指示を出す。
そんな中、姫川玲子(二階堂ふみ)は菊田和男(亀梨和也)たちを巻き込まないよう、単独で捜査を進める。
小林殺害事件には暴力団組織同士の内部抗争の可能性があるが、かつて小林は柳井の姉と恋人同士だった。
もし、柳井の姉を殺害したのが小林だとしたら報復のために柳井が小林を殺害した可能性もある。
時を同じくして柳井の行方を追っていた牧田勲(山本耕史)。
牧田は西堂組傘下、極桜会の会長だった。初めこそ素性を知らずに接触した姫川だが、その正体が明らかになった後も、お互い本能的に惹かれていく姫川と牧田。
そんな中、西堂組跡目争いの本命と目される仁龍会会長、藤元英也(鈴木隆仁)が殺害された。組織の内部抗争の可能性が高まる。
そんな中、姫川は今泉春男係長(山口馬木也)と橋爪俊介管理官(岡田浩暉)に呼び出された。
藤元を撃ったと思われる拳銃が見つかり、付着していた指紋が柳井の部屋で勝俣健作(江口洋介)が採取したものと一致したのだ。
橋爪は、柳井の身柄を確保するしかないと姫川に命令。姫川は再び牧田と接触し、情報を得ようとするが・・・。
8話の見どころは、ぐいぐい来る牧田こと山本耕史!ちょっと悪い男の役も似合う!
今作で、姫川と良い仲になってしまう暴力団若頭の牧田を誰が演じるのか気になっていましたが、山本耕史で一安心!
ガタイもいいし顔も良い、演技もいいし、大人の色気が漂う素敵な人ですよね。
年齢を重ねてきて、ちょっと寡黙な男のイメージがあるんですがプライベートはそうでも無さそうだなぁ。
でも役としてはこういった強面の役も難なくこなすし似合うなぁと思います。
前作では同じ役を大沢たかおが渋く演じたのが印象に残っていますが、山本耕史も負けないくらい渋かったなと。
そして、思ったよりも姫川にグイグイ来ますね!
押しが強めで良い!
「アンタが欲しい」
!?!?何このワイルドなセリフ…!
こういう悪い男が好きな女性は一定数いるだろうなと思います。
『ストロベリーナイト・サーガ』8話の感想 (ネタバレあり)
期待していたインビジブルレインですが…個人的にはやっぱりイマイチ盛り上がりにかける仕上がりだなと思います。
その理由を書いてみます。
姫川は二階堂ふみより竹内結子だと思ってしまった
特にインビジブルレインの姫川はすごく難しい役どころだと思います。
過去に暗いものを抱えている刑事で、好きになってしまった男が絶対に結ばれてはいけない暴力団の男。
気持ちを表に出してはいけないと自制するけど迷いもあり…
というかなり内面で葛藤している姫川です。
前回の感想でも書いたんですが、今作の二階堂ふみはとてもポーカーフェイスですよね。
刑事として自分を律しているのだとは思うけど、牧田に惹かれている様子が表情からほとんど読めない。
前作の竹内結子は表情にはっきり出ないまでも目で演技していたと思うし、牧田に惹かれていて切ない気持ちが手に取るように分かったのになぁ…と同じ役をやるとどうしても比べてしまいます。
その割に牧田が刺されたのを見て急に絶叫するシーンがあるのでびっくりします。
やっぱり二階堂ふみはちょっと若かったんじゃないですかね?(キャスティング)
菊田の存在感の薄さがそろそろヤバイ
さて、前回は薄く存在感を示していた亀梨くん演じる菊田ですが、いよいよ怜子にとって存在感が薄すぎて消えそうです…
(菊田)「あなたは刑事です。主任の手で手錠をかけてください。どんな結果になろうと俺が主任を支えますから。」
(怜子)スッ…(歩いていく)
いやいやいや、菊田良い事言ってるよ!
怜子ガン無視!?色々と思うところはあったんだろうけど、無視はない…
ということで菊田があまりにも怜子の眼中になくてちょっと可哀想。
菊田も怜子を好きなんだか単純に上司として仲間として心配してるんだかちょっと分かりづらいです。
そういえば亀梨君も恋愛系のドラマあまり印象に無いですね。
キャラクターとして菊田はとても控えめな男だなと思いますが、その内側にはやはり葛藤が見えて欲しいです。
怜子が心配で気になって仕方ない、牧田のような男に惹かれて欲しくないという気持ちをなるべく表に出さないようにしつつ怜子をサポートしているという感じが…
上のセリフなんて菊田にしては随分思い切ったこと言ってるはずなのに、何故か感情が伝わってこないのは熱量不足なんですかね??
現状の菊田は怜子には全く部下としか見て居られず、その他大勢の中の一人という感じすらします。
怜子も菊田もポーカーフェイスじゃ話が進まなさそうだ。困ったな。
真相はどうなの…!?次週明らかになるのか??
怜子が牧田を呼び出して真実を問いただしたんですが、牧田の口から真実が語られないまま牧田は怜子の代わりに刺されてしまいました。
牧田は柳井の姉を殺した仇である小林を殺したことは間違いないですね、音声の証拠があるし。
ただ警察へのボイスチェンジャーを使用したタレコミ電話、敵対する暴力団組長・藤元の殺害、柳井への自殺の強要は明確に否定していました。
怜子は牧田への疑いが晴れなかったようですが、表情からしてどうやら本当のことを言っているようだと感じました。
何もかもあなたに都合が良過ぎると怜子は言いましたが、それであれば牧田の部下が勝手にやったと考えるのが自然な気がします。
いつもはこのあたり、刑事の勘が冴える怜子ですが、牧田のことは信じ切れなかったんですね。。
次回9話のあらすじ
暴力団員・小林充(古野陽大)、暴力団組長・藤元英也(鈴木隆仁)が連続して殺害された事件を追う姫川玲子(二階堂ふみ)は、重要参考人、柳井健斗の居場所を突き止めるも、柳井はすでに息を引き取っていた。
自殺と見られ、遺書には「自分が小林と藤元を殺害した」という趣旨の内容が書かれていたが、「柳井が藤元を殺すなんてあり得ない」と、姫川は真犯人の存在を確信する。
柳井の恋人、内田貴代(永瀬莉子)と接触した姫川は柳井が残した音声ファイルを受け取る。
そこには小林充が殺害されたときの現場音源が収録されていた。その声の主は牧田勲(山本耕史)に違いないと、当人を問い詰める姫川に対し、牧田は断じて自分は殺害していないと否定する。
そこに、突然刃物を持って突進してくる牧田の舎弟、川上義則(田邊和也)。
姫川を刺すはずが、誤って牧田を殺害してしまう。
その後、川上の供述により事件の全貌が明らかになる。
四人の死をもって一応の解決をみたこの事件。
自分の身代わりになった牧田、救えなかった柳井に対し、姫川は責任を感じていた。
数日後、警察は事件についての記者会見を開く。
長岡刑事部長(小市慢太郎)は過去の不祥事が露呈しないよう、柳井については言及しないよう和田徹捜査一課長(羽場裕一)に命令していたが・・・。
まとめ
牧田役の山本耕史の演技がとても良いだけに、少しギャップが見えてしまいましたね。
役者さんの演技力だけじゃなく脚本のモンダイかもしれない気もちょっとだけしています。
来週どうなるのかな、最後まで見れるかちょっと不安…