< 2話(10月14日放送) >
さて、月9ドラマ『シャーロック』の2話です。
1話ではシャーロック役の獅子雄とワトソン役の若宮の出会い。
そして若宮は病院を辞めて、何故か獅子雄が若宮の家に転がり込んでくるところで終わりました。
今回からコンビ結成となるのでしょうか?
そして久々ゲスト出演の菅野美穂にも注目!
前回1話のあらすじ&感想は「『シャーロック』1話感想:ディーン様主演、あの制作チームのスタイリッシュな探偵ドラマ(ネタバレ)」をチェック!
『シャーロック』2話のあらすじ
事務所兼住居が上の階からの水漏れにより宿無しになった誉獅子雄(ディーン・フジオカ)は、ある事件で、重要参考人として知り合い、その後、職無しとなった若宮潤一(岩田剛典)のマンションに勝手に移り住んだ。
翌朝、若宮が大きな音で目覚めると、獅子雄が怪しげな実験をしていて、早速同居を始めたことを後悔する若宮。
そんなところに、獅子雄のスマートフォンが着信する。相手は、捜査一課の江藤礼二(佐々木蔵之介)だ。
新宿駅で列車に轢かれて亡くなった女性の話をし始める江藤に、興味を持てない獅子雄。だが、江藤は、“魅力的なホトケ”だと獅子雄を誘い出す。
遺体安置室で女性の遺体と対面する獅子雄。若宮も無理矢理連れてこられている。
江藤に獅子雄と一緒にコンビを組むのか問われた若宮は、即座に否定するのだが…。
その傍らで、獅子雄は小暮クミコ(山田真歩)にとがめられながらも、勝手に遺体を調べ始める。
遺体の手首には“0314”と番号が貼られている。
遺体は、所持品から高橋博美という女性とみられると江藤から説明があるも、獅子雄は身元が推測されながらも、身元不明遺体を示す番号が付けられている矛盾点に気づく。
そして、それが江藤の言わんとする“魅力的なホトケ”であると指摘。
高橋博美として死んだ女性は、全くの別人なのだ。
果たして、死んだ女は一体誰なのか?そして、本物の高橋博美とは?
こうして“成り代わり”遺体の謎を追うこととなった獅子雄は若宮を助手扱いして、博美の身辺捜査を始める。
婚約者の佐々木守(内村遥)や、過去のある一件で博美の弁護を担当した弁護士・青木藍子(菅野美穂)たちに話を聞きに行く。
藍子の事務所で、獅子雄は、アルバイトの河本美沙(岸井ゆきの)の様子を見て彼女をマークし、若宮を絡めた“ある計画”を始動させるが…。
2話の見どころは好みの女性に浮つく若宮と菅野美穂の魅せる悪女役!
いつの間にか獅子雄の助手となった若宮は一緒に事件の捜査へ赴きます。
獅子雄の差し金で、その先で出会った弁護士事務所のアルバイトの女性、河本美沙と連絡を取ることになります。
どこか嬉しそうな若宮が可愛らしいです。
そしてその弁護士事務所の代表であり、困った人たちを助けたいと手を差し伸べ続ける弁護士・青木藍子に菅野美穂。
見たところ清廉潔白な女性ですが、当然獅子雄から見れば犯人な訳で…
表の顔と裏の顔の絶妙なバランスが素晴らしいので注目です。
『シャーロック』2話の感想 (ややネタバレあり)
ディーン様の歌と佇まいで全体的な雰囲気がまとまっていて良い作品ですね。
気になる若宮もちょっとずついい感じになってきたかな?
いつの間にかすっかりバディ感のある二人
前回1話のラストであんなに険悪にお互いの荷物を捨てあった二人。
今回は一緒の部屋で目覚めた朝から物語が始まります。
獅子雄が自分勝手なのは当然として、いつの間にか若干それを受け入れつつある若宮。
文句を言いつつも獅子雄を追い出しません。なんだかんだ言って経済的にも助かってますもんね。
さらには獅子雄の仕事先(捜査先)へついていくと「写真を撮っておけ。お前はアシスタントだ。」と業務命令を受けます。
若宮はつい昨日?まで精神科医です。
医者の道はすっぱり諦めて犯罪コンサルタントのアシスタントへ転向?
嫌がらないところを見ると事件に首を突っ込むのを気に入っている可能性もありますね。
前回あんなに獅子雄のことを嫌そうにしていたのに、ちょっとずつ心を許しているのでしょうか。
なんだかんだで前回助けてもらったからかな…
岸井ゆきのにデレる岩田剛典…こういう表情初めて見た!
獅子雄と行った弁護士事務所で働く河本にソワソワしだす若宮。
あからさまに河本にデレていますね。
さらにそれを見抜いた獅子雄に利用され、河本から電話で誘われた時の顔…!
電話を切った後に隠しきれないニヤニヤがこぼれる感じとか今まで見たこと無い表情だなと思いました。
漫画みたい…
いや、漫画みたいだったとしても明確に心情が分かりましたので演技をけなしている訳ではありません、全く。
というか器用だなぁと思ったのですよね…
元々がニヤケ顔だからか、いつもニコニコしていてなんとなく表情があまり変わらないイメージだったんです。
でも今作第1回では怖い顔も見れましたし今回ニヤニヤ顔も見れましたし、いろんな表情するんだなと新発見です。
悪女の菅野美穂が素敵!清廉潔白を装うところも最高
菅野さん、朝ドラ『ひよっこ』以来という感じで久々に見れました。
仕事デキそうな弁護士役。そして悪女がとっても似合ってました!
彼女が主催した過去を告白して許し合う会で話したシーンがとても印象的でした。
母親を自死でなくしてしまった苦悩、そこから海外留学を経験し困ってる人を助けたいと思ったという話しは嘘を言ってるようには全く見えなかったです。
しかし彼女は本当は母親を見捨てて、それを忘れる為、自分が救われるために人を助けていたと獅子雄に見抜かれます。
個人的には「やらない善よりやる偽善」の方が良いと思っているし、実際河本は青木先生に感謝をしていたのです。
それでも彼女は「自分がしたことによって救われた人なんていない」「虫けらでも救えば自分が救われると思った」「でも虫けらは甘い顔をすると害虫になる」など悪女丸出しの発言をしています。
本当は自分のことしか考えていない女だったのでしょう。
だとしたらあの清廉潔白ぶった語りがものすごく巧みであったと思えてきます。
河本に青木先生が成りすましさせた女性は、自殺じゃなかったと思うと伝えられて少しは救われるのかと思いきや、
「だから何?」
の発言には痺れましたね。
完全悪女、死んだ女の事なんてどうでもいい!
むしろ清々しささえ感じました。
このドラマ、もしかして敵役がみんなカッコイイかもしれません。今後に期待が募ります。
次回『シャーロック』3話のあらすじ
誉獅子雄(ディーン・フジオカ)が若宮潤一(岩田剛典)相手に怪しげな実験をしていると、江藤礼二(佐々木蔵之介)が来た。
身元不明の死体を見てきたと上着をバタバタと払う江藤に、若宮は自宅に臭いを移されてはたまらないと注意。
江藤は謝りながらもキッチンで手を洗い、そこにあったタオルで手を拭くはで若宮の顔は曇りっぱなし。
獅子雄が殺しかと尋ねると、江藤はつまらない事件だと答えた。
しかし、獅子雄は江藤がつまらないと言うと、逆に面白そうだと状況を尋ねる。
すると、江藤は渋谷の空き家で、身元不明の老人の死体が発見されたと教えた。
獅子雄は空き家であったことに食らいつく。
早速、現場に向かう獅子雄たち。空き家は一等地の邸宅だが、江藤は曰く付きだと話し始める。
そこは5年前に巨額の地面師詐欺の舞台になった邸宅。
事件後に、詐欺被害に遭った建設会社の社長が邸宅で自殺したため空き家になっているらしい。
話を聞いた獅子雄は遺体があった場所を検分。
すると、遺体の手に当たる部分に3本の木の枝があることに気づく。
江藤は壁にあるリースの枝が落ちたのだろうと言うのだが、獅子雄は枝の折れた断面が新しいと疑った。
獅子雄たちが遺体安置所で科捜研職員から検死報告を聞いていると、小暮クミコ(山田真歩)が、死体の身元が割れたと報告に来る。
死んだのは5年前の地面師詐欺犯人グループの1人だった。
そこに、捜査二課の市川利枝子(伊藤歩)たちが現れて…。
最後に
今回とても菅野美穂が良かったです。
演技がやっぱり上手い…。
出てくるキャストが演技派揃いで違和感なく見れているのがやっぱり良いです。
次回は伊藤歩が刑事役で登場。
この人もなんだかカッコよさそうだな。
楽しみです!