『ニッポンノワール』

『ニッポンノワール』1話感想:賀来賢人の硬派な刑事役がハマった。開始早々飛ばしまくる!(ネタバレ)

『ニッポンノワール』

< 1話(10月13日放送) >

賀来賢人主演、『3年A組』の武藤将吾脚本の刑事ドラマが開始しました!
全体的にかなり硬派な雰囲気に仕上がっています。
コメディが板についちゃった賀来賢人の刑事っぷりに注目です。
早速感想をご紹介していきます。

『ニッポンノワール』について

前述のとおり、脚本は前作『3年A組』で世間の話題をさらった武藤将吾。
もともと濃ゆい脚本を書く人ですが、前作は特に話題になりましたね。
今作は本格刑事モノとして演技派キャストで作られています。

『ニッポンノワール』出演者

遊佐 清春 -賀来賢人
碓氷 薫 -広末涼子
才門 要 -井浦新
南武修介 -北村一輝

名越時生 -工藤阿須賀
深水咲良 -夏帆 ほか

『ニッポンノワール』スタッフ

脚本-武藤将吾
演出-猪股隆一、小室直子、西村 了

『ニッポンノワール』1話のあらすじ

#1 笑えねぇ日々の始まり

生い茂る木々。風が吹きすさぶ森。その中にある一軒の山小屋。
うっすらと瞼を開けた男、遊佐清春(賀来賢人)。
彼の目に最初に飛び込んできたのは一人の女性刑事:碓氷薫(広末涼子)の亡骸――。
そして、自分の右手には拳銃が握られていた。確実に自分が彼女を殺したこの状況。
しかし、清春はなぜかここ数ヶ月の記憶が綺麗に吹き飛んだようになくなっていた。
「笑えねぇ」

焦りや焦燥よりも、苛立ちが先にきた。
自分に薫を殺す理由も道理もない。だが、記憶を失った以上その可能性は拭いきれない。
俺が殺したのか……、それとも何者かにハメられたのか……。
清春はこのままだと自分が疑われるに違いない証拠の数々を綺麗に消し山小屋を後にする。

だがすぐに警察からのお呼びがかかる清春。
殺人事件の現場招集として、今度は「刑事」として先ほどまでいたあの山小屋へ向かうこととなる。
薫が死亡したのは2日前。
その間無断欠勤をしていた清春は、「警視庁のガン」とも称される前評判も相まって薫殺害の疑いの目を捜査員一同から向けられることに。
そんな中、清春は捜査一課長の南武(北村一輝)から薫の一人息子:碓氷克喜(田野井健)の世話をするように言われる。
この出会いが、大きな運命の始まりとは未だ知らず……。

そして、薫殺害事件の捜査はやがて薫が死の直前に追いかけていた「十億円強奪事件」と
繋がりを持っていくこととなる。
既に解決済みとされていたこの「十億円強奪事件」には、実は警察関係者が犯行に関与していた疑いがあり、その捜査中に薫は命を失ったのだという……。キナ臭すぎる二つの事件。
もしも罪を犯した警察関係者の人間が薫を殺害したのだとしたら……。
この瞬間、清春も含め、すべての人間が今回の事件の容疑者となる―――。

1話の見どころは賀来賢人のシリアスな刑事姿、工藤阿須賀のネジがぶっ飛んでる名越刑事

ドラマ『今日から俺は!』で存在感を示した賀来賢人、どうにもコメディがハマってしまってCMでもおちゃらけた姿をみる事が多いです。
しかし今作ではシリアスな刑事役。シリアスっていうか荒んでる刑事役ですね。
半グレ連中と繋がりを持ち仲間を裏切るような男で、決して刑事として正統派ではない。
アクション要素も満載で、男っぽい賀来賢人が見ものです。

そして同じく刑事なんだけどどうもネジがぶっ飛んでる名越。
演じるのはこちらも真面目路線の工藤阿須賀がキャラチェンジして取り組みます。
名越は刑事では無いですね、性格的にも。どう考えても刑事になるような男ではない。
なので、何故刑事になったのかは謎ですが、ものすごく変なテンション&キャラクターの男なのでこちらも注目です。

『ニッポンノワール』1話の感想 (ややネタバレあり)

武藤将吾の脚本基本的には好きなんですが、ちょいちょい戦隊モノの映像挟んでくるところとか、自分の存在感をちらつかせる感じありますね。
タランティーノかよ!と思ったり…

工藤阿須賀の役は何なのか…かませ犬?

工藤阿須賀演じる名越時生は清春と同じく捜査一課の碓氷班所属の刑事。
しかし刑事っぽくない派手な格好に茶髪。
他の刑事に煽られた時の異常な喧嘩っ早さと格闘センス。
武闘派なんだなとは思ったのですが、清春を突然襲撃するあたりは完全にネジが飛んでます。

碓氷の息子、克喜くんと清春が一緒にいるところを派手に銃撃していました…
何考えたらそうなるの?息子はどうでもいいのか?
しかも理由が碓氷のことを想っていたから殺したかもしれない清春が許せない…?
…頭が悪いのか?いやどう考えても悪いです。
刑事なのに逮捕せず殺しちゃおうと思うあたり、子どもの存在を全く意識しないあたり、絶対刑事になるタイプの人間じゃない。
なんなんだ、コイツは。
理解できずにもやっとします。

しかもまだ1話ですからね、こんなことになってしまって…。
結局清春に捕らえられていたので、きっと彼に利用される存在になるのかなと思っています。
だとしても裏切りをたくらみそうでもありますが…

子役の使い方にちょっと心が痛い…

碓氷薫の息子、克喜くん。
見たところ小学校低学年のように見えます。

今回この少年が清春に向って銃を発砲するシーンがあって、ちょっとどうなの…?って思ってしまいました。
こんなに小さい子に芝居とはいえ発砲させるっていうのは、ちょっと心が痛いです。
つまり殺意を演じさせてるってことですよね?
もう少し年齢が上の子だったらまだ感じ方が違ったと思うのですが、あまりに小さい子役だったのでちょっと疑問に感じてしまいました。

最近の脚本がどんどんセンセーショナルで奇抜なことをやらなければ注目が集められない、というような方向に向かってる気がして気がかりです。
センセーショナルな展開よりも、人の感情に寄り添った物語の方が私は好きです。
今後の展開が若干不安になってきました。

賀来賢人はとてもハマっててカッコイイ!

賀来賢人の髪型が似合っててカッコイイ!
アウトロー刑事カッコイイ!!という感想しか出てこないくらいハマってます。

遊佐清春は数カ月の記憶を失ってしまったらしいのですが、どうも生い立ちから訳アリっぽく、荒んだ生活をしていたようです。
それにしても宮城刑事に言われた警察学校時代のエピソードも覚えてなかったし、え、そもそも記憶力が無い人??

そんなところに克喜くんとの同居生活が始まる…という。
なんか映画レオンみたいな凸凹感ですね。

清春の周りの警察関係者は変人、曲者が多いので夏帆ちゃんと笹野さんの喫茶店でのシーンだけが癒されるところですね。
彼女たちは常識人に見えるので…

『3年A組』との繋がりを見せたいらしく「ベルムズ」とか「フェイク映像」などのワードが出てきます。
一応同じ世界線らしい…。
『3年A組』でへっぽこ刑事役だった細田君演じる宮城刑事。
同じ役として出てくるんですが、どう考えても別人…笑
笑っちゃうほど人格が違います…
『3A』のときは本当に使えない刑事としてしか出てなかったのですが、今回急に清春を追い詰め怒鳴りつける硬派な刑事役。
誰ですか…無理あり過ぎだよ…

次回2話のあらすじ

#2 2つの事件

碓氷薫(広末涼子)殺害の疑いをかけられた遊佐清春(賀来賢人)。
ここ数か月の記憶は綺麗に吹き飛んだように消え去っていた。
殺害された薫が死の直前まで追っていた「十億円強奪事件」の真相。
その犯行には警察関係者が関与していた疑いが浮上していた。

清春の自宅に残されていた「十億円強奪事件」の計画書と犯行に使われた拳銃。
清春は本当に犯人なのか。それとも……。
そしてついに、本城諭(篠井英介)率いるSITが突入する。そのとき清春は……!?
警察の用意周到な包囲網。まだ自らが犯人だという根拠を持てない清春は思う。
『誰かが俺をハメようとしている――』
身内であるはずの警察関係者すべてが怪しく見えてくる。

碓氷班の面々は捜査一課長の南武(北村一輝)から「碓氷薫殺害事件」と「十億円強奪事件」を同時進行での捜査を指示される。
2つの事件の鍵を握るのは薫の一人息子・克喜(田野井健)。
清春は克喜とともに薫が隠した「十億円強奪事件」の証拠を追う。
その捜査の中、本城の娘:芹奈(佐久間由衣)が隠していた「ある秘密」が明らかになる。
そして芹奈は1週間前に今は亡き薫と会っていたという―――。
さらに捜査を進める清春。だがその頃、克喜のもとには“意外な人物”の手が伸びていた……。
清春と克喜を狙う人物の正体は…?

最後に

全体的な雰囲気は硬派な感じで好きでした。
十億円強奪事件が絡んできたのが面白いですね。
主演の賀来賢人も似合っているし、キャストも演技派揃いで豪華。
特に井浦新と北村一輝がとても良い。
広末涼子が既に亡くなってしまっているところが若干残念ではありますが…

ちょっと気になるところはあるものの、この後の展開が楽しみですね。

ドラマ『ニッポンノワール』
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