こんにちは。ぴお(@entamo1)です。
少し時間があったのでまたしてもAmazonプライムビデオで実写ジョジョを鑑賞しました。
評判イマイチだったのですがどうだったのでしょうか。
一応原作全部読んだし、さっそく感想を書いていきます!
『ジョジョの奇妙な冒険 第一章』あらすじ
<スタンド>と呼ばれる特殊能力を持つ高校生、仗助。
彼の住む杜王町では、最近、変死事件が続発していた。
仗助は偶然、同じくスタンド使いであり、一連の事件に関わる凶悪犯アンジェロの犯行を邪魔してしまったことから、次の標的にされてしまう。
家族と町を守るため、アンジェロと戦うことを決意した仗助。
彼のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものをなおすことができる「クレイジー・ダイヤモンド」。
そんな最も優しい力を持つ仗助は、彼に危険を知らせに来た承太郎と共に、最凶の力を使うアンジェロに立ち向かう。
果たして、仗助と町の運命は―?
『ジョジョの奇妙な冒険 第一章』キャスト&スタッフ
キャスト
東方仗助 - 山﨑賢人
広瀬康一 - 神木隆之介
山岸由花子 - 小松菜奈
虹村形兆 - 岡田将生
虹村億泰 - 新田真剣佑(真剣佑)
片桐安十郎 - 山田孝之
空条承太郎 - 伊勢谷友介
スタッフ
監督:三池崇史
原作:荒木飛呂彦
『ジョジョの奇妙な冒険 第一章』感想
ちょこちょこ失敗している部分を感じた
1.エピソードの選択ミス
映画って大体2時間程度なので、漫画原作を1本にまとめるの難しいんですよね。
それは分かる。
そしてタイトルに「第1章」とある通り、元々続編前提のつもりで作ってたようなんです。
確かに満を持しての実写ジョジョで、ヒットする気で構成したんでしょうね。
しかし。
この映画のストーリーは漫画で言うところの4部の触り中の触りだけなんですよね。
アンジェロとか漫画読んだ直後じゃなきゃ存在すら思い出せなかったわ。
そんな端っこの役に山田孝之とか無駄遣いすぎだろうと。
連続殺人犯の吉良吉影がとても気持ち悪くて人気なので、そっちのエピソードが良かったのでは。
作中続編の匂わせ、伏線がたくさん出てきますがこのまま回収せずなのかなー。。。
なんとも中途半端な印象。
2.キャスティングのミスマッチ
(C)2017 映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社 映画.comより
うーん、それぞれの役者さんの演技は個人的に悪くなかったと思ってます。
小松菜奈とか目元がゆかこさんのやばい感じに近くて良いなぁと。
あと新田真剣佑も、普段イケメンなのにイケメンに見えないほど役にハマってたと思います。
反して微妙だったのが山崎賢人と伊勢谷友介。
二人ともジョジョなんですけどね。
ジョジョは第一部からずっとジョースターの血を引く主人公の物語で、その名前を由来として「JOJO」と呼ばれています。
今作4部の仗助は、名前の「仗(じょう)」に加えて「助(すけ)」はジョとも読めるからジョジョなのですって。
仗助の父はジョセフ・ジョースター(2部の主役)ですが、彼の本妻の子ではなく浮気相手の子なのです。
仗助の父親が丈太郎の祖父にあたるんですね。
というわけで重要な役どころの二人が微妙でした。
山崎賢人は基本的に優しい雰囲気があるのでガタイが良い不良っぽい役はあまりあわないですね。
演技はそんなに違和感なかったんですが、やはりあの髪型をこなすのはむずかしかったのですかね。
(髪型の再現率が異常に高い!!)
そして丈太郎は…なんだろう、伊勢谷友介おっさんだなって思いました笑
顔の雰囲気は原作に近いのかもしれないけど、丈太郎は20代だと思うので流石に無理があったかな。
3.監督の選定…
そして監督も。
三池崇史監督作品はいくつかみたことがありますが、基本的に微妙って感じのイメージ。
正直あまり好きじゃないです。
でも漫画原作を多く撮ってるから三池崇史でいいやろ、漫画原作の主演は山崎賢人やろという安易な考えなのではと思ってしまう。
以下、ネタバレ注意
話の展開が遅くて長く感じるのが残念
仗助のおじいちゃんは警官をしているんですが、仗助のスタンド能力を狙ってきたアンジェロのスタンドに殺されてしまいます。
それが仗助がスタンドの力を借りて街を守ろうと思ったきっかけの出来事で、仗助の背景を描くには大事なエピソードではあるんですけど、そこまでが長い…
ジョジョファンはやっぱりスタンドを使った知能戦を楽しみにしている人が多いと思うので、その見せ場に辿り着くまでが長かった。
いつ戦い始めるのかと思いました。
それでも評価できる点はCGの映像!
一部のスタンド使いとされる人たちが自分の分身として操るスタンドの表現は力が入っていてカッコよかったです。
それぞれのスタンドのビジュアルや能力の違いがジョジョは面白くて、そのスタンドの能力範囲や逆に制限事項などを利用して戦う心理戦が最大の見せ場。
丈太郎と仗助のスタンドは、あ、半透明なんだ…って感じでしたが、敵役の虹村形兆のスタンドはかなり力入った規模のもので良かった。
ミニチュアの兵隊が軍になって向かってくるんですが、その武器の威力は本物。戦車やミサイルの威力は絶大です。
総攻撃では無数の兵隊が隊列を組んで向かってくる表現はとても良かったです。
最後に評価
原作に思い入れの深い人ほど評価が低くなりがちなのではと思いますが、私はそれなりに楽しめました。
キャストも苦手な人いないし神木君は好きだし。
続編があれば神木君というか康一くんの活躍が見られるんですけどね!
彼のスタンドは卵で産まれて孵化してその能力を見せることなく終わってしまいましたから。
ということで、続編には期待しています!
※本ページの情報は2019年4月時点のものです。最新の配信状況は各サービスサイトにてご確認ください。
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