今期ドラマ

朝ドラ『なつぞら』1週目感想:アニメーションとの融合、子供時代のなつに涙(ネタバレ)

朝ドラ『なつぞら』

< 1週目(4月1~6日放送) >

朝ドラ100作目となる広瀬すず主演『なつぞら』が始まりましたね!
今作は朝ドラとしてアニメーションとの融合という新しいアプローチも注目の作品!
1週目が終わって早速感想を書いていきます。

開始前に書いた紹介記事は「朝ドラ100作目『なつぞら』女優・広瀬すずが堪能しまくれる壮大なオリジナル作品!…の予定」をチェック!

『なつぞら』について

広瀬すず主演の朝ドラ、宣伝ビジュアルが牧場なので「なんだ牧場か…」と少し地味だからがっかりしたのも束の間、
北海道の牧場で育った女の子が日本初の長編アニメーションへ挑戦するストーリーと知って俄然見たい気持ちが高まりました!
そしてキャストやスタッフも注目の方々がたくさんなので、ご紹介していきます。

『なつぞら』出演者

奥原なつ(おくはら なつ)-広瀬すず
柴田剛男(しばた たけお)-藤木直人
柴田富士子(しばた ふじこ)-松嶋菜々子
柴田泰樹(しばた たいじゅ)-草刈正雄

奥原咲太郎(おくはら さいたろう)-岡田将生
佐々岡信哉(ささおか のぶや)-工藤阿須加

山田正治(やまだ せいじ)-戸次重幸
山田天陽(やまだ てんよう)-吉沢 亮
山田陽平(やまだ ようへい)-犬飼貴丈

『なつぞら』スタッフ

脚本:大森寿美男
語り:内村光良
主題歌:スピッツ「優しいあの子」
アニメーション制作:ササユリ 東映アニメーション

『なつぞら』1週目のあらすじ

どこまでも続く草原の丘で、北海道・十勝の風景を描く奥原なつ(広瀬すず)。
昭和21年初夏、なつ(粟野咲莉)は9歳の時、亡き父の戦友だった柴田剛男(藤木直人)に引き取られて十勝にやってきた。
妻・富士子(松嶋菜々子)は我が子としてなつを受け入れようする一方、富士子の父でガンコ者の泰樹(草刈正雄)は働き手にもならないとなつに冷たくあたる。

しかし、子供ながらにここで生きると覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを必死に手伝い、次第に泰樹の心を溶かしていく。

1週目の見どころは主題歌、アニメーション、幼いなつの悲しい境遇!

朝ドラって毎日やるじゃないですか。
毎日オープニングの音楽と映像を見ることになるんですよね、短めではありますが。
今作のオープニングはフルアニメーション、主題歌スピッツ!
アニメーションは元スタジオジブリの「ササユリ」と「東映アニメーション」の制作で、少しジブリっぽい優しい雰囲気の絵になっています。
そこにスピッツの明るく爽やかで可愛い曲が合わさって、明るいなつぞらの世界観を作っています。

今作は第1話から、作中アニメーションで空襲を表現。
なつや一緒に逃げた佐々岡くんもアニメーションで登場し、実写に切り替わる。
アニメと実写がうまく融合していて効果的な演出でした!

なつは空襲で親を失ってしまい、その後兄と妹と再会できたのですが子供だけで東京で生きていくのは難しく、浮浪児となっていました。
この時なつは9歳、兄は12歳、妹は4~5歳です。
こんな幼い子供たちが家もなく生きていくのは本当に辛かったでしょうね。
生きるのに必死だった、なつはそう振り返っています。

『なつぞら』1週目の感想 (ネタバレあり)

明るい雰囲気のオープニングなのですが、物語は戦後すぐのお話。
そして主人公なつは戦争で両親を失った戦争孤児なのです。
幼いなつが一人で故郷を離れて生きていくのは想像出来ないくらいの寂しさ、心細さだったんだなと思う泣けるシーンがたくさん。。

生きていくために…なつが身につけた処世術

なつは東京では家が無く、親もいない浮浪児でした。
幼い妹と一緒に仕事をするため、靴磨きで稼ぐ日々でした。
兄はタップダンスを披露したり、新聞配達をして日々の食費を稼いでいました。
それでも食べるのに精いっぱいで「盗み」まではしないものの、同情を買うために演技をして食べ物を分けて貰ったりしていました。
それが生きる為に必要なことだったからです。

こういう生活をしていたなつは、北海道の柴田牧場へ来ると自分の役割や居場所を得るために自分から仕事をさせて欲しいと言います。
あくまで他人の家に置いてもらっているという前提があるので、ここを追い出されたら行く場所が無い、生きていけないという気持ちがあるからですよね。
9歳にして他人に気をつかって働く事を選んだなつ。実際によく働き、明るく元気に振舞います。
辛いことも心配なこともたくさんあっただろうに、表面上明るく振舞い続けるのはとても無理をしたんだろうなと思います。

柴田家の人々はとても優しく、なつを連れてきた剛男も富士子もなつには子供らしく伸び伸びと育ってほしいと思っているようです。
でもなつはこの家の家族では無い自分が、柴田家の子供たちと同じように過ごす訳にもいかないと思っていそうですね。
だから必死に働きながら明るく元気に振舞っています。
なつのここまでの境遇を考えると、ふとした言葉にもうるっと来てしまいます。

おじいさま・泰樹さんが気に掛けてくれた優しさ

そんななか富士子の父・泰樹はなつに酪農の仕事の厳しさを教えようと働かせます。
なつの自分の居場所を得るために、誰かの役に立ちたいという気持ちを理解していたのかもしれませんね。

なつに牛の乳しぼりを教えてくれて、ある日なつを常連の菓子屋に連れて行きます。
そこは自身の孫娘・夕見子も連れて行ったことのない場所で、なつの頑張りを認めたからこそでした。
この時代では貴重なアイスクリームを食べさせてくれるおじいさん。
「お前はこの数日、本当によく働いた。そのアイスクリームはお前の力で得たものだ。」
「お前なら大丈夫だ。」
「だからもう無理に笑う事はない。謝る事も無い。お前は堂々としてろ。堂々とここで生きろ。
なつはポロポロと涙を流しながらアイスクリームを食べました。

一見怖くて厳しそうなおじいさん、本当になつのことを気に掛けてくれて、なつの兄弟のことも心配してくれました。
なつは本当にがんばった。
それをきちんと認めてくれる人が近くにいて本当に良かったです。(泣くわ)

兄と妹の行方

なつは別れた兄のことを気に掛けていましたが、待っていても手紙は来ませんでした。
今は孤児院にいるはずの兄に手紙を出すなつ。
いつか兄弟3人でまた一緒に暮らせるように、早く迎えに来てねと。
そして妹がいる親せきのおじさんの家の住所も分からないため、その住所も教えて欲しいと書きました。
でも数日待っても返事は来ず…

お兄ちゃん、どうしちゃったんだろう。
タップダンスでお金を稼ぐ姿から正直もう泣けるんですけど、幼い妹二人を食べさせるなんてとても大変だったでしょうね。
孤児院に入ったと言ってたけど、手紙の返事が来ないところを見ると何かあったのかもしれません。
お兄ちゃんのことも心配ですね。。
妹さんもなつより幼い女の子ですから、とても心配です。
来週気になるな…

次回2週目のあらすじ

東京の兄に会いたいと、家出したなつを富士子や剛男は、懸命に探す。

一方、帯広にたどり着いたなつは警察に保護されたが、そこからも逃げだし、行き場を失っていた。
ようやくなつを見つけた柴田家のみんなは、なつを抱きしめ、ずっとそばにいると誓う。

柴田家の子として再び暮らし始めたなつは、泰樹の夢であるバターづくりを教えられる。
そしてさらに将来につながる、大きな「夢」と出会うことになる。

まとめ

気になるウッチャンの語りは、個人的には△くらい。もう少しナチュラルな方が好きです。

そして2週目のあらすじ読んだだけで泣けてくるんですけど、涙腺が弱すぎる…
来週はなつが大きくなって広瀬すずちゃんが出てくると思います。
なつがどんな大人に育っていくのか楽しみですね。

エンタメブロガー
ぴお
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運営者のぴおです。 ドラマ、映画を幅広く見ていて、日々の楽しみにしています。 感想・作品紹介を書いていきます♪
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