『仮面同窓会』

感想『仮面同窓会』8話最終回:やはり美郷も犯人!イヤミスの最終地点は…?(ネタバレ)

ドラマ『仮面同窓会』

< 8話(2019年7月20日放送) >

前回ラストで突然洋輔にスタンガンで攻撃し、ついに正体を現した美郷。
やっぱり犯人なの?
最終回はどう決着をつけるのか!
さっそく感想を書いていきます。

前回のあらすじ&感想は「感想『仮面同窓会』7話:ついに来た!!日々野真理自殺の真相、そして犯人はあの人です!(ネタバレ)」でチェック!

『仮面同窓会』8話のあらすじ

気を失った洋輔(溝端淳平)がぼんやりとした視界のなか目を覚ますと、廃ビルの一角で車椅子に座らされ、手足をガムテープで縛られていることに気付く。
その車いすをゆっくり押すのは美郷(瀧本美織)。
状況が飲み込めない洋輔を前に、美郷は真実を語り出す。さらに別のフロアーからは、八真人(廣瀬智紀)の悲鳴が聞こえ…。

これまでの事件の真相は一体何なのか?
ついに明らかになる過去の本当の秘密。
そのすべてを洋輔は受け止めきれるのか?衝撃の結末を見逃すな!

8話見どころは、ついに全ての事件に決着。美郷の選んだ道は…

最初から美郷が犯人であることは大体予想が付いてはいたのですが、6話まであまりにも良い人すぎてもしかして本当に善人?と少しぐらつきました。
でもこの作品がイヤミスであることから、たった一人の味方と思われた人にも裏切られるんだろうなとは思っていました。。

美郷がいつもの可愛らしい風貌から、日比野真理の復讐をする女として闇に落ちた犯人に変わります。
とはいえ、真理をイジメていた高校の同級生を傷つけたのは譲司。
そして樫村と加奈子、和康を殺したのも譲司で、美郷はそれを手伝ったのみでした。

最終回で美郷は本当に人を殺してしまうような復讐を遂げるのか。。
そして希一、八真人、洋輔はどうなってしまうのか、最後まで見届けたいです。

『仮面同窓会』8話の感想 (ネタバレあり)

何故八真人が希一の言う事を聞くしかなかったのか、樫村を殺したのは誰なのかなどが明らかになります。
個人的に最後まで見て気になったのは、譲司に襲われた加奈子が二度と出てこなかったこと。
きっと殺されたんだというだけで、その行方も遺体すら見つかっていないのでは?
不遇~…

「鉄の結束」なんていうけど結局お互いの犯罪を黙っているという約束

キーワードとなっていた「鉄の結束」について。
結局のところ小学生の頃に八真人が万引きを咎められて、洋輔の兄を突き飛ばして殺してしまったというのが真実でした。
それを目撃していた希一は、八真人に言う事を聞かせるために「鉄の結束」という言葉をちらつかせて使っていました。

そして希一は高校時代には八真人が愛した女性、日比野真理への暴行を八真人に手伝わせるというゲスっぷり。
これでお互いの犯罪を認識し合ったのですが、罪の重さから言うと八真人の方が圧倒的に重いので希一が優位に立っているのは変わらなかったようです。

希一が思った以上にゲスでビックリしました…
何より子供時代に八真人が洋輔の兄を突き飛ばしてしまって、お兄さんが亡くなったのを見て呆然としていると
お前、やるじゃねぇか!大丈夫、誰にも言わないから。俺たち親友だろ?」
などと言い、人の命を軽く見ているような発言をしてくる希一に唖然。
子供だから事の重大さが理解できていないのかと思いきや、分かった上で軽視しているようでした。

昔からこんな希一なので、高校時代、大人になってもそのまま育ってきちゃってますね。
何より洋輔の兄を殺したのは八真人だと分かった上で、洋輔に「お前は人殺しだ」などと言って追い詰めていた訳ですから…
誰よりも優位に立ちたいという気持ちだけなのかな。
やはりろくでもない大人になったと。。

美郷の気持ちの変化…?

美郷の職場へある時譲司が訪ねてきて、真理の復讐に誘いました。
ずっと真理への心残りがあった美郷はそれを了承しました。

でも譲司の正体も分からないのに、簡単に同意してしまうのは考えなさすぎるし危ないですね。
そもそも復讐で相手を殺したいとまで思っていた訳でも無さそうですし。
真実を突き止めて相手に心からの反省と謝罪をさせたかった、そういう感じじゃないのでしょうか?
元々心残りがあったのは、自分がいじめから救ってくれた真理から離れたことが一番の原因でしょうし。

譲司に洋輔を殺せと命じられた美郷ですがやはりそれは出来ず、洋輔と一緒に逃げることを選びました。
しかもその後に美郷も譲司に捕まり、罪を償ってもらうと言われてしまいます。
譲司は妹を思う気持ちはあったのかもしれないですがもう倫理観が崩壊してしまってて、人を殺めることに大した心理的ハードルが無い様子。
単なる殺人鬼になってしまってる譲司と行動を共にしていたことが危ないですね。

美郷は譲司と行動を共にするうちに自分が直接手を下さなければ、真理を傷つけたヤツは死んでも仕方がないと思っていたようです。
元々洋輔には何の気持ちも無く近づいたのですが、洋輔にも情が移り…
結局洋輔のことを助ける選択をしました。
いや、そもそもこの子は善良な心を持っているからこそ真理の死の真相を知りたかった訳だから自分を取り戻したという感じでしょうか。
洋輔も最後まで善人でしたね。

一抹の希望を残す結末。やはりテレビドラマとしての配慮

希一は八真人に灰皿で殴られ亡くなってしまったようです。
そして八真人が自分の兄を殺したことを知った洋輔は逆上して八真人に殴り掛かりますが…
譲司に「殺せ!」と煽られて自分を取り戻した洋輔は八真人を殴るのを止めました。
その後八真人は譲司に(随分と軽そうなブロックで)殴られて死んでしまいます。

イヤミスだから終わり方が全員死亡とか、それこそいや~でどうにもできない闇になるのではという可能性もあったのですが。。
小説のイヤミスって本当に胸糞悪くなるようなドぎつい終わり方のものも多く、正直得意じゃないです。
それを読むことによってメンタルが落ち込むことも多々あるので…映画でもそうですが。

なのでこのドラマはどういう決着を迎えるのか興味があったのですが、やはりドラマ版では結末をちょっと変えてきました。
小説の方ではもっとどぎつい展開らしいく、終わり方も嫌な感じなんですが、ドラマ版では美郷が洋輔を守りたい気持ちから譲司を突き飛ばして殺害。
そして警察に捕まって刑務所に入りました。
その帰りをずっと待つと決めた洋輔、という終わり方でした。
ほんの少し希望が繋がる終わり方で個人的には良かったです。

まとめ

イヤミスって自分の中で扱いが難しいです。
少し距離を置いて見ないとメンタルが落ち込むので…
今作は割と距離を置いて見たのでまぁ良かったです。
終わり方もこれで良かったんだと思えますし。
土ドラ攻めつつ頑張ってるな~

エンタメブロガー
ぴお
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運営者のぴおです。 ドラマ、映画を幅広く見ていて、日々の楽しみにしています。 感想・作品紹介を書いていきます♪
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