秋の夜長にぜひおすすめしたい大作映画をランキングでご紹介します。
映画って長い作品は本当に長くて、日ごろ時間が無い日々を過ごす人にとっては少し躊躇する部分もありますよね。
しかし今は秋…!
秋の夜長には今まで見ていなかった長時間作品を、思い切って観てみてはいかがでしょうか?
時間が長いだけじゃなく、しっかりと中身の詰まった面白い大作揃い!
全て2時間半は軽く超える20作品を時間が長い順にランキングでご紹介します。
- 1.ハッピーアワー (2015年・5時間17分)
- 2.アンダーグラウンド 完全版 (1995年・5時間14分)
- 3.愛のむきだし (2009年・3時間57分)
- 4.牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版 (2017年・3時間56分)
- 5.ロード・オブ・ザ・リングシリーズ (2001~2003年)
- 6.シンドラーのリスト (1993年・3時間15分)
- 7.タイタニック (1997年・3時間9分)
- 8.さらば、わが愛 覇王別姫 (1993年・2時間52分)
- 9.ヒート (1995年・2時間51分)
- 10.きっと、うまくいく (2009年・170分)
- 11.パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド (2007年・2時間50分)
- 12.インターステラー (2014年・2時間49分)
- 13.グラン・ブルー完全版 (1988年・2時間49分)
- 14.わたしはロランス (2012年・2時間48分)
- 15.ジャンゴ 繋がれざる者 (2012年・2時間45分)
- 16.6才のボクが、大人になるまで。 (2014年・2時間45分)
- 17.アバター (2009年・2時間42分)
- 18.ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002年・2時間41分)
- 19.バジュランギおじさんと、小さな迷子 (2015年・2時間39分)
- 20.あゝ、荒野 前篇・後篇 (2017年)
- 最後に
1.ハッピーアワー (2015年・5時間17分)
キャスト&スタッフ
あかり -田中幸恵
桜子 -菊池葉月
芙美 -三原麻衣子
純 -川村りら ほか
監督:濱口竜介
脚本:濱口竜介、野原位、高橋知由
あらすじ
30代も後半を迎えた、あかり、桜子、芙美、純の4人は、なんでも話せる親友同士だと思っていた。
純の秘密を知るまでは…。純の現状を思わぬかたちで知った彼女たちの動揺は、いつしか自身の人生をも大きく動かすきっかけとなっていく。
つかの間の慰めに4人は有馬温泉へ旅行に出かけ楽しい時を過ごすが、純の秘めた決意を3人は知る由もなかった。
やがてくる長い夜に彼女たちは問いかける。―私は本当になりたかった私なの?
なんと5時間17分の大作!!
しかも演技経験の無い4人の女性が主演ということで一体どんな物語が展開されるのだろうと不安と期待が半分ずつ。
しかし見た人の感想コメントを見ると、会話構成や脚本が見事で、あっという間に時間が過ぎていたという意見も多い。
4人のアラフォー女性の人生をのぞき見しているような感覚になるとか。
不思議な映画だそうだけど、評価がかなり高いのでえいやっと観てみたい。
2.アンダーグラウンド 完全版 (1995年・5時間14分)
キャスト&スタッフ
ミキ・マノイロビッチ
ラザル・リストフスキー
ミリャナ・ヤコビッチ
エルンスト・ストッツナー
スラブコ・スティマチ ほか
監督:エミール・クストリッツァ
脚本:デュシャン・コバチェビッチ エミール・クストリッツァ
解説
1995年・第45回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したエミール・クストリッツァの代表作。
1941年、ナチスドイツがユーゴスラビアに侵攻。
ベオグラードに住む武器商人のマルコは祖父の屋敷の地下に避難民たちを匿い、そこで武器を作らせて生活する。
やがて戦争は終結するがマルコは避難民たちにそのことを知らせず、人々の地下生活は50年もの間続いていく。1996年日本初公開。2011年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。
17年の特集企画「ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!2017」では、上映時間5時間14分の完全版が初上映される。
通常版は171分のものがあります。どうしても時間をかけずに見たい方は通常版を。
完全版は314分もあるので、2日に分けてみるのがおすすめ。
1995年、カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞の大作です。
今は解体してしまった旧ユーゴスラビアの内戦の歴史を、50年物間地下で生活した人々を通して描き切ります。
ナチスからの侵攻を受けて地下へ隠れ武器を作る人たち。
彼らがなぜ戦争が終わっても地下生活を続けるに至ったのか、そしてその生活は、愛は、友情はどのようなものであったか。
一生に一度は観たい物語。
3.愛のむきだし (2009年・3時間57分)
キャスト&スタッフ
西島隆弘
満島ひかり
安藤サクラ
尾上寛之
清水優
永岡佑
広澤草 ほか
監督:園子温
原案:園子温
脚本:園子温
解説
「自転車吐息」「紀子の食卓」の鬼才・園子温が237分の長尺で描く奇想天外なラブストーリー。
主演は映画初出演で主演を飾る「AAA」(トリプル・エー)のボーカル西島隆弘、ヒロインを元「Folder」の満島ひかりが演じる。
共演に安藤サクラ、渡部篤郎ほか。
敬虔なクリスチャン一家で育ったユウは、神父の父に毎日懺悔を強要される日々を送っている。
“罪作り”のため女性の股間ばかり狙う盗撮を繰り返すユウは、ある日、ヨーコという少女に出会い一目で恋に落ちるが……。
主演はAAAの西島くん。
R15指定でなかなか際どい、というかもう宗教、変態、愛とかがごった煮。
よくこの役引き受けたな…と思いますが、きっと本気で役者やろうと思ったんだろうな…
そしてヒロインに道島ひかり。とにかく演技が上手くまぁ可愛いと評判。
彼女もかなり際どいシーンがあるらしく、女優魂って言うんですかね。
相当園子音監督に鍛えられたらしいし。
約4時間。ちょっと長いと言う意見もあればあっという間という意見もあり。
とにかく熱量が高い作品になっています。
今ならAmazonプライムビデオで見放題作品になっています。
4.牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版 (2017年・3時間56分)
キャスト&スタッフ
小四(シャオスー)/張震 -チャン・チェン
小明(シャオミン) -リサ・ヤン
王茂/小猫王(ワンマオ/リトル・プレスリー) -ワン・チーザン
飛機(フェイジー) -クー・ユールン
小馬(シャオマー) -タン・チーガン
オ小虎(シャオフー) -ジョウ・ホェイクオ
ハニー -リン・ホンミン
滑頭(ホアトウ) -チャン・ホンユー ほか
監督:エドワード・ヤン
脚本:エドワード・ヤン、ヤン・ホンヤー、ヤン・シュンチン、ライ・ミンタン
あらすじ
1960年代の台湾・台北。
夜間中学に通うスーは不良グループ・小公園に属するモーやズルらといつもつるんでいた。
スーはある日ミンという少女と知り合う。
彼女は小公園のボス、ハニーの女で、ハニーは対立するグループ・軍人村のボスと、ミンを奪い合い、相手を殺し姿を消していた。ミンへの淡い恋心を抱くスーだったが、ハニーが突然戻ってきたことからグループの対立は激しさを増し、スーたちを巻き込んでいく。
1960年代の台湾を描いています。
全編通して光と影、画が美しいとの感想が多い今作。
作られた感じではなく、まったく自然過ぎる役者陣の演技に、その場所、その時代を追体験しているように感じる人も多い。
実際のその時代の台湾のバックグラウンドを少し予習してから見ると面白いかもしれない。
不良グループにいた14歳の中学生男子の恋、彼の社会と生活、葛藤、青春、殺意。
5.ロード・オブ・ザ・リングシリーズ (2001~2003年)
ロード・オブ・ザ・リングシリーズは全3作ですがどれもまぁまぁ長い!
単品でも1作目と3作目はランキングに入るので、全部合わせてご紹介!
ロード・オブ・ザ・リング (2001年・2時間58分)
キャスト&スタッフ
フロド・バギンズ -イライジャ・ウッド
ガンダルフ -イアン・マッケラン
アルウェン -リブ・タイラー
アラゴルン -ビゴ・モーテンセン
サム -ショーン・アスティン
ガラドリエル -ケイト・ブランシェット
ギムリ -ジョン・リス=デイビス
ピピン -ビリー・ボイド
メリー -ドミニク・モナハン
レゴラス -オーランド・ブルーム ほか
監督:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン
脚本:フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン
解説
世界的ベストセラーであるJ・R・R・トールキンの「指輪物語」を映画化した傑作ファンタジー3部作の第1部。
監督は「乙女の祈り」のピーター・ジャクソン。
ホビット族が平和に暮らすホビット庄の青年フロド・バギンズは、111歳の誕生日を機に旅立つ養父ビルボが残していった、ひとつの指輪を手に入れる。
しかし、その指輪こそ、かつて冥王サウロンが作り出した、世界を滅ぼす魔力を秘めた禁断の指輪だった。遥か昔に肉体を滅ぼされたサウロンは、指輪に封じ込めた力を解放し、再び中つ国を支配しようと徐々に魔力を強め、世界には暗雲が漂っていた。
指輪を破壊するには、遥か彼方にある滅びの山の火口に投げ捨てるしかなく、フロドは人間やエルフ、ドワーフの各種族から集まった旅の仲間とともに幾多の危険が待ち受ける旅に出る。
後に劇場公開版ではカットされた約30分を追加したスペシャル・エクステンデッド・エディションも発表されている。
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 (2002年・2時間59分)
解説
J・R・R・トールキンのファンタジー小説「指輪物語」を映画化した3部作の第2部。
前作のラストで3手に別れた旅の仲間たちのその後が描かれていく。
滅びの山を目指すフロドとサムは、後をつけてきたかつての指輪所持者ゴラムを捕え、モルドールへの道案内をさせる。
一方、オークにさらわれたメリーとピピンを助けるため後を追うアラゴルンとレゴラス、ギムリは、騎馬部隊で名高い王国ローハンにたどりつく。
しかし、同国の王セオデンはサルマンの魔法により正気を失い、国は衰弱しきっていた。ローハンのセオデン王、エオウィン、エオメル、ゴンドールのファラミア、ゴラムやエント族など新キャラクター、クリーチャーも多数登場。
劇場公開版ではカットされたシーンを追加したスペシャル・エクステンデッド・エディションには、ボロミアやゴンドールの執政官デネソールの登場シーンも。
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003年・3時間23分)
解説
J・R・R・トールキンの傑作ファンタジー「指輪物語」を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ3部作の完結編。
邪悪な力を持つ指輪を滅びの山に捨てるべく旅を続けるフロドとサムだったが、同行するゴラムの策略にはまり仲を裂かれてしまう。一方、ヘルム峡谷の戦いで思わぬ敗北を喫したサウロン軍は、総力を結集して人間の国ゴンドールを襲撃。
ガンダルフやアラゴルンら旅の仲間たちがこれに立ち向かう。
第76回アカデミー賞で作品賞をはじめ11部門を総なめにし、「ベン・ハー」「タイタニック」に並ぶ史上最多受賞の快挙を成し遂げた。
劇場公開版ではカットされたシーンを追加したスペシャル・エクステンデッド・エディションでは、サルマンの登場シーンなどが含まれる。
3作それぞれが約3時間、合計9時間半ほどの大作。これは3本続けて観るのは無理があるぞ…!
3連休に1日1本とかがおすすめです。
さて作品の内容は、それはもう壮大なファンタジーになっている。
原作の「指輪物語」ファンにそっぽを向かれないよう、なるべく忠実な映画になっていると思われる。
その壮大な物語、名キャストの方々の演技、緻密な世界観とその表現力にアカデミー賞も総なめ。
ここまで長い作品だと、やはりそれぞれのキャストに思い入れが強くなるが、そこに個人差が出ているのが非常に面白い。
誰もがこのキャラクターに共感して好感を持つのではなく、それぞれの人が入れ込むキャラクターがバラバラ。
それだけキャラクターに性格や個性があって、それぞれ魅力も溢れているってことなんでしょう。
一度はぶっ通しで観たい作品。
6.シンドラーのリスト (1993年・3時間15分)
キャスト&スタッフ
Oskar Shindler -リーアム・ニーソン
Itzhak Stern -ベン・キングズレー
Amon Goeth -レイフ・ファインズ
Emilie Schindler -キャロライン・グッドオール
Poldek Pfefferberg -Jonathan Sagalle
Helen Hirsch -エンベス・デイビッツ ほか
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:スティーブン・ザイリアン
あらすじ
第二次大戦下、1200人のユダヤ人をナチスの虐殺から救った実在のドイツ人実業家の姿を、ドキュメンタリー・タッチで描いた大作。
第66回アカデミー賞では最優秀作品賞・監督賞ほか、7部門を受賞した。
トマス・キニーリーの同名ノンフィクション小説を「レナードの朝」のスティーヴン・ザイリアンが脚色し、「ジュラシック・パーク」のスティーヴン・スピルバーグが映画化。
製作はスピルバーク、「ジュラシック・パーク」のジェラルド・R・モーレン、「ソフィーの選択」でプロダクション・デザイナーを務めたブランコ・ラスティグの共同。
エグゼクティヴ・プロディーサーは、スピルバーグ作品のほとんどを手がけているキャスリーン・ケネディ、撮影はヤヌス・カミンスキー。
音楽は、監督とは14度目のコンビとなるジョン・ウィリアムス(2)。
主演は「ダークマン」のリーアム・ニーソン。共演は「ボビー・フィッシャーを探して」のベン・キングスレイ、「嵐が丘」(92)のレイフ・ファインズら。
7.タイタニック (1997年・3時間9分)
キャスト&スタッフ
Jack Dawson -レオナルド・ディカプリオ
Rose Dewitt Bukater -ケイト・ウィンスレット
Cal Hockley -ビリー・ゼイン
Molly Brown -キャシー・ベイツ
Ruth Dewitt Bukater -フランシス・フィッシャー ほか
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン
解説
北大西洋上で氷山に衝突し、20世紀最大の海難事故となった豪華客船タイタニック号の悲劇を、ラヴ・ストーリーの要素を交じえて描いたスペクタクル超大作。
ほぼ原寸大に再現されたタイタニック号をはじめ、総製作費2億ドルという巨費を投じたゴージャスな雰囲気が見どころ。
監督・脚本は「ターミネーター2」「トゥルーライズ」のジェームズ・キャメロン。
SFXはキャメロン自身が設立した特撮工房のデジタル・ドメインがあたった。
製作はキャメロンと「トゥルーライズ」のジョン・ランドー。
主演は「ロミオ&ジュリエット」のレオナルド・ディカプリオと「日蔭のふたり」のケイト・ウィンスレット。
共演は「トゥルーライズ」のビル・パクストン、「真夏の出来事」のビリー・ゼーン、「悪魔のような女」のキャシー・ベイツ、「許されざる者」のフランシス・フィッシャー、「ユージュアル・サスペクツ」のスージー・エイミスほか。
この時代だからこそのCGじゃない部分にかなりお金が掛かっているので注目です。とにかく大迫力。何度見ても面白い。
8.さらば、わが愛 覇王別姫 (1993年・2時間52分)
キャスト&スタッフ
レスリー・チャン
チャン・フォンイー
コン・リー
フェイ・カン
チー・イートン
マー・ミンウェイ ほか
監督:チェン・カイコー
原作:リー・ピクワー
解説
演ずることに全てを捧げた二人の京劇俳優の波乱に満ちた生きざまに、中国の近・現代史を重ね合わせた壮大なる愛憎劇。
遊女である母に捨てられ、京劇の養成所に入れられた小豆。
淫売の子といじめられる彼を弟のようにかばい、辛い修行の中で常に強い助けとなる石頭。
やがて成長した二人は京劇界の大スターとなっていた……。
時代に翻弄されながらも愛を貫こうとする女形、程蝶衣を演じるレスリー・チャンの妖艶さも話題になった。
9.ヒート (1995年・2時間51分)
キャスト&スタッフ
アル・パチーノ
ロバート・デ・ニーロ
バル・キルマー
トム・サイズモア
ダイアン・ベノーラ
エイミー・ブレネマン ほか
監督:マイケル・マン
脚本:マイケル・マン
あらすじ
仕事に疲れて一般的な家庭生活が送れない刑事ヴィンセント。
冷徹無比の犯罪組織のボス、ニール。
追う者と追われる者、虚々実々の駆け引きとせめぎ合い。
やがて二人はそれぞれの抱える孤独のうちに、奇妙な共感を覚える。
だが彼らには避けては通れない運命の直接対決が待ち受けていた。
10.きっと、うまくいく (2009年・170分)
キャスト&スタッフ
ランチョー -アーミル・カーン
ピア -カリーナ・カプール
ファラン -R・マーダバン
ラージュー -シャルマン・ジョーシー ほか
監督:ラージクマール・ヒラーニ
脚本:ラージクマール・ヒラーニ
あらすじ
[code_balloon position=”right” name=”ぴお” text=”entamo歴代ランキング9位に入った高評価インド映画!長いですがきっと、楽しめる!これも絶対見たいやつ!” img=”https://enta-mo.com/wp-content/uploads/2019/04/pioicon.jpg”]2010年インドアカデミー賞史上最多16部門を受賞したコメディドラマ。
ニューデリーの名門工科大学に入学した3人の新入生が巻き起こす珍騒動を描きながら、同時並行で10年後の物語がミステリー仕立てで展開される。
11.パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド (2007年・2時間50分)
キャスト&スタッフ
キャプテン・ジャック・スパロウ -ジョニー・デップ
ウィル・ターナー -オーランド・ブルーム
エリザベス・スワン -キーラ・ナイトレイ
キャプテン・バルボッサ -ジェフリー・ラッシュ
スワン総督 -ジョナサン・プライス
デイヴィ・ジョーンズ -ビル・ナイ ほか
監督:ゴア・バービンスキー
脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
あらすじ
七つの海を駆けめぐった海賊の時代が終ろうとしていた。
世界制覇をもくろむ東インド会社のベケット卿は、“深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズを操り、海賊たちを次々と葬っていく。
海賊モノとジョニデが好きな方はぜひ。
12.インターステラー (2014年・2時間49分)
キャスト&スタッフ
クーパー -マシュー・マコノヒー
ブランド -アン・ハサウェイ
ジェシカ・チャステイン
ビル・アーウィン
エレン・バースティン
ブランド教授 -マイケル・ケイン ほか
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン
あらすじ
地球の寿命は尽きかけていた。
居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。
彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。
はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?
伏線バラマキまくった前半から結局何が言いたいのかを最後にぐぐっとまとめてくる見事な脚本に脱帽。
クリストファー・ノーランの頭の中どうなってんの?そして感想は「すごいものを観た…」
13.グラン・ブルー完全版 (1988年・2時間49分)
キャスト&スタッフ
ロザンナ・アークエット
ジャン=マルク・バール
ジャン・レノ
ポール・シェナー
グリフィン・ダン
セルジオ・カステリット ほか
監督:リュック・ベッソン
製作:パトリス・ルドゥー
あらすじ
「レオン」「フィフス・エレメント」のリュック・ベッソン監督の出世作「グレート・ブルー」に49分の未公開場面が加えられた完全版。
幼い頃からイタリア少年エンゾにライバル扱いされていたフランス少年ジャック。
大人になったエンゾは、ジャックを探し出し再び勝負を挑むのだった。
素潜りで深度を競うフリーダイビングにかける男たちの物語。
「グラン・ブルー グレート・ブルー完全版」の邦題で1992年に日本公開された。
2010年、デジタル処理によってフィルムの傷や汚れを修復した「グラン・ブルー完全版 デジタル・レストア・バージョン」としてリバイバル公開。
海に魅了された男と、恋愛、海の美しさ、神秘や生命、そして悲しさを描く。
特に海の美しさはこの映画をNo.1に推す人多し。
14.わたしはロランス (2012年・2時間48分)
キャスト&スタッフ
ロランス・アリア -メルビル・プポー
フレッド・ベレール -スザンヌ・クレマン
ジュリエンヌ・アリア -ナタリー・バイ ほか
監督:グザヴィエ・ドラン
製作:リズ・ラフォンティーヌ
脚本:グザヴィエ・ドラン
あらすじ
30歳の誕生日、国語教師のロランスは恋人のフレッドにある秘密を打ち明ける。
「僕は女になりたい。この体は間違えて生まれてきてしまったんだ」
それを聞いたフレッドはロランスを激しく非難する。2人がこれまでに築いてきたもの、フレッドが愛したものが否定されたように思えたのだ。
しかし、ロランスを失うことを恐れたフレッドは、ロランスの最大の理解者、支持者として、一緒に生きていくことを決意する。
メイクを教え、女性の服装で生活すべきだと促すも、モントリオールの田舎町で生活するのは困難がつきまとう。
あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応の中で、ふたりはお互いにとっての”スペシャル”であり続けることができるのか…?
監督は若干当時24歳のグザヴィエ・ドラン。24歳って…才能の塊か?
音楽も映像も素晴らしく美しく、映像作品のようですって。
15.ジャンゴ 繋がれざる者 (2012年・2時間45分)
キャスト&スタッフ
ジャンゴ -ジェイミー・フォックス
キング・シュルツ -クリストフ・ワルツ
カルビン・キャンディ -レオナルド・ディカプリオ
ブルームヒルダ -ケリー・ワシントン
スティーブン -サミュエル・L・ジャクソン
ビリー・クラッシュ -ウォルトン・ゴギンズ
レオニード・モギー -デニス・クリストファー ほか
監督:クエンティン・タランティーノ
製作:ステイシー・シェア、レジナルド・ハドリン、ピラー・サボン
脚本:クエンティン・タランティーノ
あらすじ
主人のもとで人間性を奪われ、妻を奪われた奴隷のジャンゴは、賞金稼ぎのシュルツと出会い、自由を与えられ、彼と共に銃の腕を磨き稼いだ金で妻を買い戻そうと決意。
お尋ね者を追うアメリカ横断の旅の最終目的地は、妻が捕らわれているキャンディ・ランド。
そこは残忍な若き暴君カルビン・キャンディが君臨する農園だ。
ジャンゴとシュルツは奴隷商人を装いキャンディ・ランドに乗り込むが、見かけは黒人、心は白人の老獪な奴隷頭スティーブンが二人の正体を見破り!思いも寄らない一大死闘が展開する!!最後に生き残るのは果たして―――?
ということは豪華キャストでのバイオレンス(殺し合い)ってことで良いですね?
ディカプリオが渋カッコイイ、そしてタランティーノ節がさく裂している映画。
16.6才のボクが、大人になるまで。 (2014年・2時間45分)
キャスト&スタッフ
メイソン -エラー・コルトレーン
サマンサ -ローレライ・リンクレイター
オリヴィア -パトリシア・アークエット
メイソン・Sr. -イーサン・ホーク ほか
監督:リチャード・リンクレイター
製作:リチャード・リンクレイター、キャスリーン・サザーランド
脚本:リチャード・リンクレイター
あらすじ
メイソンは、テキサス州に住む6歳の少年。
キャリアアップのために大学で学ぶと決めた母オリヴィアに従い、姉と共にヒューストンに転居した彼は、そこで多感な思春期を過ごす。
父との再会、母の再婚、義父の暴力、そして初恋。
環境の変化に時には耐え、時には対応しながら、静かに子供時代を卒業していく。
皆でオースティン近郊に移ったメイソンは、ビールの味もキスの味も失恋の苦い味も覚えていくのだった・・・。
周りももちろん同じキャストで…この手法には驚きです。
ドキュメンタリーさながらのヒューマンドラマとなっています。
17.アバター (2009年・2時間42分)
キャスト&スタッフ
サム・ワーシントン
ゾーイ・サルダナ
シガニー・ウィーバー
スティーブン・ラング
ミシェル・ロドリゲス
ジョバンニ・リビシ ほか
監督:ジェームズ・キャメロン
製作:ジェームズ・キャメロン、ジョン・ランドー
脚本:ジェームズ・キャメロン
あらすじ
巨匠ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」(97)以来12年ぶりに放つ、デジタル3DによるSF超大作。
22世紀、地球から遠く離れた惑星パンドラへとやってきた元海兵隊員ジェイクは、自らの分身となる“アバター”を操り、先住民ナヴィと交流するが、やがて鉱物資源を巡って勃発する人類とナヴィとの戦争に巻き込まれていく。
主人公ジェイクに「ターミネーター4」のサム・ワーシントン。
共演にゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーほか。
とにかく映像美がすごい。
ストーリーは正直賛否が分かれるところです。
18.ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002年・2時間41分)
キャスト&スタッフ
ハリー・ポッター -ダニエル・ラドクリフ
ロン・ウィーズリー -ルパート・グリント
ハーマイオニー・グレンジャー -エマ・ワトソン
アルバス・ダンブルドア -リチャード・ハリス
ミネルバ・マクゴナガル -マギー・スミス
セブルス・スネイプ -アラン・リックマン ほか
監督:クリス・コロンバス
製作:デビッド・ハイマン
原作:J・K・ローリング
脚本:スティーブ・クローブス
あらすじ
J・K・ローリングの世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズ映画化第2作。
ホグワーツ魔法魔術学校の2年生の新学期を迎えようとするハリーの前に、屋敷しもべ妖精ドビーが現れ「学校に戻ってはいけない」と忠告するが、ハリーは学校へ。
やがて「殺してやる」という正体不明の謎の声が聞こえ、マグルの生徒たちが石になってしまうという事件が起こる。
ホグワーツの設立者のひとり、サラザール・スリザリンが作ったと言い伝えられる「秘密の部屋」の存在が事件と関連しているとみたハリーらは、秘密の部屋の謎に迫るが……。
監督はじめスタッフのほどんどは前作と同じだが、撮影のロジャー・プラットと編集のピーター・ホネスは本作でシリーズ初参加。
出来ればシリーズ全作(映画本数にして8本)全部見て頂きたいファンタジーの金字塔!
この秘密の部屋は1作目をベースにして初めてハリーの宿敵である「あの人」の確信に徐々に迫ってゆく。
屋敷しもべ妖精や魔法省など、魔法の世界も格段に広がりをみせる。
ハリーポッターシリーズ
- ハリー・ポッターと賢者の石
- ハリー・ポッターと秘密の部屋
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2
1日2本見て4日…2週間くらいで見ればちょうどよさそうな気も。
死の秘宝はぜひ間を開けずに見て欲しいです。
19.バジュランギおじさんと、小さな迷子 (2015年・2時間39分)
キャスト&スタッフ
パワン -サルマーン・カーン
シャヒーダー -ハルシャーリー・マルホートラ
ラスィカー -カリーナ・カプール
チャンド・ナワーブ -ナワーズッディーン・シッディーキー
ダヤーナンド -シャーラト・サクセーナ ほか
監督:カビール・カーン
原案:V・ビジャエーンドラ・プラサード
脚本:カビール・カーン、パルベーズ・シーク、V・ビジャエーンドラ・プラサード
あらすじ
パキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー。
幼い頃から声が出せない障害を持った彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。
そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。
バカがつくぐらいの正直者で、お人好しなパワンは、これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かることにしたが、ある日、彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かって驚愕する。
歴史、宗教、経済など様々な部分で激しく対立するインドとパキスタン。
それでもパスポートもビザもなしに、国境を越えてシャヒーダーを家に送り届けることを決意したパワンの旅が始まった。
果たしてパワンは無事にシャヒーダーを母親の元へ送り届けることができるのか!?
笑って泣けて、政治や宗教のことも考え、そして最後に泣けるっていう典型的な良い映画。
ただこの映画がここまで高評価なのはそれぞれの要素のクオリティが高いからなのかもしれません。
もちろんインド映画お決まりのダンスもあるけど、くどくなくていい。
20.あゝ、荒野 前篇・後篇 (2017年)
こちらは前後篇となっていますが、2本で約5時間…!
なかなかの大作ですが高評価作品なのでぜひ両方とも見てみたい!
あゝ、荒野 前篇 (2017年・2時間37分)
あゝ、荒野 後篇 (2017年・2時間27分)
キャスト&スタッフ
沢村新次/新宿新次 -菅田将暉
二木建二/バリカン建二 -ヤン・イクチュン
曽根芳子 -木下あかり
二木建夫 -モロ師岡
宮本太一 -高橋和也
西口恵子 -今野杏南
山田裕二 -山田裕貴 ほか
監督:岸善幸
原作:寺山修司
脚本:港岳彦 岸善幸
あらすじ
荒野ーそこは荒れ果てた地か、希望に満ちた場所なのか。これは、二人の男の運命の物語。
ふとしたきっかけで出会った新次とバリカン。
見た目も性格も対照的、だがともに孤独な二人は、ジムのトレーナー・片目とプロボクサーを目指す。
おたがいを想う深い絆と友情を育み、それぞれが愛を見つけ、自分を変えようと成長していく彼らは、やがて逃れることのできないある宿命に直面する。
幼い新次を捨てた母、バリカンに捨てられた父、過去を捨て新次を愛する芳子、社会を救おうとデモを繰り広げる大学生たち・・・
2021年、ネオンの荒野・新宿で、もがきながらも心の空白を埋めようと生きる二人の男の絆と、彼らを取り巻く人々との人間模様を描く、せつなくも苛烈な刹那の青春物語。
全体的に暗く重い。気迫・狂気を感じるボクシングシーンも必見。
今作の主演・菅田将暉の評価がとても高いのでぜひ見てみたい作品。
今作で日本アカデミー賞を受賞しています。
最後に
上映時間が長いだけの作品なら実はもっともっと長いものがあり、なんと700時間を超えるものもあるとか…
もはや映画なのか…?って感じですが。
ただこちらでは長くて、さらに面白い作品を集めてみました。
長いからこそ面白い、長いのには理由がある、という作品です。
どれも高評価の傑作ばかりなので、ぜひお休みの日などに見て頂ければと思います。