< 1・2話(10月20・27日放送) >
キムタクドラマが予想に反して面白かったんですよ。
日曜劇場『グランメゾン東京』。
先日2話が放送されましたが2話もまた面白いんですよ!
意外な展開…ということで追いかけで感想を書きたいと思います。
『グランメゾン東京』1話のあらすじ
舞台はパリ。
フランス一の三つ星レストラン「ランブロワジー」で面接を受けていた早見倫子(鈴木京香)。
彼女は、料理人としての人生をかけてフランスにきていた。
そんな中、ある一人の男と出会う。
その男は、倫子が“実技テスト”で前菜を作ろうとしているところに、突然駆け込んできて、一方的にメニューのアイディアを出して、代わりに作ろうとする。
聞けば、昔ランブロワジーで働いていたから好みが分かるというのだ。
その矢先に、男は、借金取りに追いかけられて、去っていく。
その男こそが、パリで二つ星を獲得し、三つ星に最も近いとされたフレンチ料理人。
しかし、3年前のある事件がきっかけで表舞台から消え去った日本人シェフ・尾花夏樹(木村拓哉)だった。
その後、面接に落ちた倫子は、落ち込んでいる中、再び尾花と出会う。
そこで、尾花が作った料理のあまりの美味しさと、自分の実力のなさに、倫子は思わず涙をこぼした。
その時、尾花は倫子に突然、一緒に店をつくらないかと提案する。
『グランメゾン東京』2話のあらすじ
オープンに向けて準備を進める「グランメゾン東京」。だが早速大きな壁にぶちあたっていた。
開店に必要な資金5000万を用意しなくてはいけなかったのだ。
倫子(鈴木京香)と京野(沢村一樹)は銀行にかけあうが、断られ続ける。
一方で、尾花(木村拓哉)はそんなことお構いなしにメニュー開発に没頭していた。
そんな彼らの動向を掴んだ「gaku」のオーナー・江藤(手塚とおる)は冷笑するが、過去の尾花を知る丹後(尾上菊之助)だけは警戒を強めていた。
尾花たちは、次の作戦として、名声のある相沢(及川光博)に手を借りにいくが、シングルファザーで娘を育てていることもあり、オファーを断られてしまう。
窮地の中、京野はある秘策を思いつく。
それは、「gaku」の時に懇意にしていた城西信用金庫の融資担当・汐瀬(春風亭昇太)に相談すること。
そこで、無担保で5000万円の融資を5年で完済することを条件に事業計画を説明する倫子だが、汐瀬から原価率の高さを理由に計画書の改善を求められてしまう―。
それを聞いた尾花は汐瀬に最高の一品を作るから食べてくれと直談判する。
はたして汐瀬が納得する一皿はできるのか?
見どころはいい大人が本気で情熱を燃やす三つ星への道と安定キャストたち!
今作、何が面白いってフレンチのミシュラン三つ星レストランを目指すという非日常を感じられるストーリー。
1話フランスロケで始まったキムタク厨房のピリピリした感じも、現地の街並みやフレンチシェフの冷たい雰囲気もぐっと引き込まれました!
最高に美味しい料理を目指すが破天荒なキムタクと、何もかも投げ打ってフランスに勝負に来た鈴木京香のコンビもとても良いです。
そのストーリーを支えるのは演技力ありまくりの準主役級キャストたち。
おじさんおばさんばかりなんだけど、本気の大人ってかっこいい、と思わせてくれます。
特に鈴木京香、沢村一樹、及川光博、尾上菊之助、手塚とおる、、あ、全員だ。全員最高です。
日曜劇場で見慣れたミッチーや手塚とおる、春風亭昇太も、舞台がレストランとなるとガラッと変わって新鮮。
これまでビジネス、会社ばかりだったからもういいよね。
日曜劇場の英断。素晴らしくワクワクします。
『グランメゾン東京』1・2話の感想 (ややネタバレあり)
キムタクドラマはストーリーから「カッコいいキムタク」を演出して、相手役の女性と恋に落ちるみたいなパターンがもう飽き飽き。
なので今作はキムタクが殻を破れるか、というところに期待します。
今のところキムタクはキムタク役ででてます?
絶賛した後に突然厳しくてすみません。
今のところですよ、今のところ。
キムタクはフレンチで三つ星を目指すキムタク役(本当は尾花役)を演じています。
昔自分がスーシェフ(料理長)を勤めている時に要人の会食で、ゲストのアレルギー食材を混入した事故をおこし、しかもその時に政府関係者と揉めて傷害事件を起こしています。
そんなわけで腕はあるのに何処のレストランにも雇ってもらえずお金もない。
そんな時に倫子と出会うわけですね。
尾花の飽くなき料理の追求は素晴らしくて、既に相当才能あふれるシェフなのに常に上を目指しているところはカッコイイです。
ただちょっと人間性が捻くれているので、人の料理をなかなか美味しいと言わない。
美味しいものを食べると無言で天を仰ぐっていうのも視聴者分かりやすくて良いです。
しかしね、相変わらずのキムタク節ですよ。
2話で出たんですが、上手くいって嬉しさを噛み殺すんだけど思わず笑顔が出ちゃうのを隠すように顔を背けてニヤッとした後に真顔に戻るやつ。
分かります?あの「キムタクー!」って感じの。
ああいうのやり慣れてるからなのか分からないけど、もう封印すれば良いのにね。
数々のドラマでそれこそ20年見てきてるっつうの。
上で書いたけど、今作はキムタクがどれだけ前に出ずに周りの演者さんが生きるかでキムタクの評価が決まる気がしてます。
殻を脱するチャンス!
今後に期待です。(上からですみません)
最高の料理に眼福!料理好きのツボをつく分かってる演出
基本的に料理が好きで美味しいもの好きなので、レストランドラマとか大好物なんです。
今作は最高のフレンチということで、出てくるお皿がそれはもう芸術的かつ手の込んだものばかり。
フレンチって見た目から本当に美しいですよね。
さらには、完成したお皿だけじゃなく、きちんと料理中のシーンが、材料がわかるように、しかも食材を美しく見せてくれている。
調味料とざっくり手順が分かれば、多少料理ができる人ならやってみたくなるんですよ。
このあたり実に狙ってきてるなと。
食材のカットのシーンとかほんと美しくて。
この料理シーンとお料理に本気で向き合っている製作陣の意気込みが感じられます。
このキャスト最高じゃない?
まず鈴木京香のキュートさと男前が際立ってます。ですよね?
彼女(倫子)も料理人で、自分の店を持っていたけどそれを投げ打って改めてフランスに修行に来るほど、料理に情熱を傾けている人。
尾花に出会って彼の料理を食べて涙する姿はとても印象的でした。
本当に美味しそうに食べるし、同時に悔しくて打ちのめされているのが伝わりました。
もちろん彼女も相当のウデなので、尾花に料理を食べさせて、うまいと思わせた時に出る小さいガッツポーズが可愛い。
さらに本当に美味しい料理に出会った時の顔がカワイイ…
そんな倫子さんがほぼ全財産投げ打って店に出資する男らしさがもう最高。
あんな大人になりたいわ。
さらに沢村一樹が尾花が信頼するギャルソン京野役。
京野も初めは尾花を敬遠していましたが、倫子の男らしさにほだされ?
この人も一流のギャルソンですから「できる男感」がすごい。
なんだろう、とにかく好き。
そしてミッチー、玉森くんが尾花の店で働いていたメンバーですね。
彼らもきっと合流するんじゃないかなぁ。
なんかこうして少しずつ仲間が増えていく感じが漫画・ワンピースみたいだな。
結構フレンチ三つ星ってそんな感じじゃないですか?
あと、玉森くんと同じホテルのビュッフェで働く女の子、デザート担当だけど彼女もかな?
脇を固める役者陣が本当にキラキラ見えるドラマです。
玉森くんはまだツンツンしてますが、どうせデレるんでしょ?(予想)
とにかく三つ星を目指していく彼らの冒険、今後が楽しみです。
次回『グランメゾン東京』3話のあらすじ
尾花(木村拓哉)と倫子(鈴木京香)は、「グランメゾン東京」のメインディッシュになる肉料理に挑んでいた。
しかし、納得できる食材でメニューを作り出せずに悩んでいた。
そんな折、京野(沢村一樹)は、パリにいる編集長のリンダ(冨永愛)から参加店の選定を任されたというフードライター・栞奈(中村アン)の紹介で、農水省と世界的な人気雑誌「マリ・クレール ダイニング」のコラボ企画による鹿肉を使ったジビエ料理のコンクールにエントリーすることを決める。
最初は乗り気ではない尾花だったが、丹後(尾上菊之助)率いる「gaku」が参加することを聞き、やる気になる。
ついに直接対決か?と思われたが、「gaku」のオーナー・江藤(手塚とおる)が、メイン食材となる鹿の上質な部位であるロースを市場から買い占めてしまい、尾花たちは絶体絶命のピンチに陥る。
そんな中、相沢(及川光博)から、伝説のジビエ猟師・峰岸(石丸幹二)の存在を聞かされた尾花と倫子。
上質な肉を求め、早速彼のもとへと向かうが、頑固な職人の峰岸に門前払いされてしまう。
「gaku」とは雲泥の差の食材を使い、どう料理を作るか…尾花は必死に向き合う。
しかし、迫り来る期日…ついにコンクールの日を迎えてしまう。
不利な状況でも「グランメゾン東京」は「gaku」に勝つことができるのか!?
最後に
良いですね、来週はライバルに邪魔される展開か。
冨永愛に中村アンまで出てくるとは…なんと豪華な。
ぜひとも倫子さんの最高の笑顔が見たいので、最高の料理ができますように…