< 11話(3月17日放送) >
大河ドラマ『いだてん』もついにオリンピックが始まります!
前回嘉納先生も現地に到着して、ついに日本の一団が揃いました。
そして、三島弥彦の短距離が始まります。
前回のあらすじ&感想は「大河『いだてん』10話感想:三島弥彦、ストックホルムにてふんどし姿で乱れる…(ドラマネタバレ)」をチェック!
『いだてん』11話のあらすじ
1960年東京オリンピックを控える田畑政治(阿部サダヲ)は開会式を研究すべく、ストックホルムオリンピックの記録映像に見入る。
時は1912年7月のストックホルムオリンピック開会式。
「NIPPON」のプラカードを持ち、四三(中村勘九郎)と弥彦(生田斗真)が日本初のオリンピック選手として入場。
そして競技が始まる。
大森兵蔵(竹野内 豊)に緊張を解された弥彦は100メートル短距離走で好タイムでゴールするも順位は惨敗し、200メートルも惨敗に終わる。
プレッシャーと戦い続けた弥彦だったが、晴れやかに最後の400メートルの走りへと向かう!
11話の見どころは、ついに競技を迎えた三島弥彦!無事に競技に臨めるのか…?
前回開会式のプラカードの国名表記で揉めていた一行ですが、表記を「NIPPON」とすることで全員納得。
開会式を経て三島弥彦の短距離100m予選から競技がスタートします!
白夜と欧米人との対格差やタイムの差で、自信を失ってしまっていた弥彦。
競技の直前まで悩み続けます…
果たして、しっかりと競技に臨むことができるのか…!?そして結果はいかに!?
『いだてん』11話の感想 (ネタバレあり)
嘉納先生、ポジティブ…そしてキレのある一本背負い
嘉納先生の居ないうちに、弥彦のメンタルがやられて潰れかけたり、四三や大森夫妻も厳しい環境のなか辛い想いをしてきたことを全く知らない嘉納先生にぶつけました。
色々とあなたが居ない間に大変だったと…一言では語れない物語があった訳です…
弥彦なんて嘉納先生に掴みかかって「勝手なことを言うな!」と。
そうだそうだ、後から呑気に現れて!!と思っていたらその瞬間、嘉納先生、見事に弥彦を一本背負いで投げていました…
そうだ、この人柔道の父だった…掴みかかるとか無謀だった笑
そしてそれを聞いていた嘉納先生はみんなが互いに認め合っているからこそ本音をぶつけ合えるようになって成長したと喜んでいました。
確かにそうかもしれないんだけど、なんてポジティブなの!
渦中にいるときはそんなこと見えないですよね。
さすがに嘉納先生は視点が高い人だな…と半分呆れて半分感心。
三島弥彦、立派に日本代表として競技に臨む!!
最後の最後、予選開始の直前まで競技へのプレッシャーと戦う弥彦。
3週間前にはメンタルが沈みきって、命を懸けるような思いつめた気持ちでいました。
大森監督が「短距離はタイムを競うスポーツだ。敵はタイムのみ。」と欧米人と戦うのではなく、自分の出すタイムと勝負すればいいと教えてくれます。
それで気持ちが軽くなった弥彦は何か吹っ切れた様子です。
本人も言ってましたがもっと早く声かけてあげれば良かったのに!笑
弥彦は気持ちを切り替えて短距離予選に挑みますが、順位は最下位…それでも11.8秒という自己ベストを出し、満足した様子。
とても良かったですね~この土壇場で記録が大幅に伸びるなんてほぼ無理だと思うけど、それでもベストな記録を出したことは素晴らしいですね!
最後の400m予選で走っている間、色々な場面が回想されます。
日本では敵なしで「むしろ一度くらい負けてみたい」なんてうそぶいていた弥彦。
自分がこんなにも弱くて最下位になるなんてきっと予想もしてなかったに違いない。
それでも、その時に自分ができる精いっぱい、ベストな力を出し尽くしたからこその納得感、そして「日本人には短距離は100年かかっても無理」という重い言葉が出てきました。
とっても感動的でした。色々な複雑な想いがありますが、ただの勝ち負けだけじゃないところがスポーツの良さですよね。
そしてこの時現状を思い知ったからこそ、その後日本の短距離はタイムを縮めていくことが出来たんでしょうね。
素晴らしい意義のある走りでした。
現在では100mの日本人の記録は9秒台にまで進化しています。
歴史を感じると共に、これがあったからこそだなとしみじみ思いました。
裸が多いのはクドカンのサービス精神だなぁ
四三といい、 弥彦といい、なんだかんだ最近裸が多いです。
ふんどし姿はまだしも、四三と一緒に弥彦が冷水浴びをするシーンは少しビックリ。
ジャニーズですぞ!!いいのか??
謎の背徳感とお得感。クドカンのサービス精神に感謝。
そして見慣れてくると、二人ともすごく鍛えておられるので、肉体美って美しいなと思ってきました。
別にマッチョが好きとかじゃないんですけど、単純に美しいなと。
そんなところでも楽しめるレアな大河です。
次回12話のあらすじ
まもなく四三(中村勘九郎)がマラソンに出場するころ、日本・熊本では、スヤ(綾瀬はるか)が金栗家と共に応援の宴(うたげ)を開催する。
一方当の四三は、大森兵蔵(竹野内 豊)を抱えてスタジアムに入り、準備万端とは言えないままマラソンのスタートを切る。
序盤は順調に順位をあげていく四三。
だが、記録的な暑さと石畳の道が彼の体に異変を来し、幼いころの自分の幻影を見る。そして、森の中へ……。
ゴールで待つ治五郎(役所広司)や弥彦(生田斗真)は戻らない四三を必死に探す。
まとめ
来週はついに四三のマラソンがスタート!
弥彦の奮闘を受けてぜひ頑張ってほしいけど、意外なトラブル発生!?
来週も楽しみにしています!