2020年冬ドラマとして放送中の竹内涼真主演日曜劇場『テセウスの船』。
ここでは全話の全あらすじと見どころなどを、まとめてお伝えしていきます。
(放送ごとに随時更新していきます)
『テセウスの船』見どころ解説!
今作は週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載されていた同盟漫画を原作にしたドラマです。
主演は数々の日曜劇場ドラマに出演してきた若き演技派、竹内涼真。
TBS連ドラ初めての主演でどんな作品になっていくのか、見どころを解説します。
タイムスリップ×無差別殺人事件の本格ミステリー!
今作は2020年現在、31年前に自分の父親が無差別殺人事件を起こし、殺人犯の子として日の当たらない道を歩き続けてきた田村心が主人公。
幸いにも理解ある妻、由紀と出会い慎ましいながらも温かい家庭を築いていた。
しかしそんなささやかな毎日が妻の死によって一転する。
妻が残した「お父さんを信じてみたいの。心のお父さんだから…」という言葉に、もう一度父の真実を探る為に事件の起きた村を訪れる。
すると突然の濃い霧に飲み込まれ、気が付くと平成元年、1989年にタイムスリップしていた…!
父親の殺人事件を、当時へタイムスリップした心が全力で止めようとする本格ミステリーです。
1話でやっと心から父親の無実を信じることが出来た心。
しかしそれならば父に罪を着せた真犯人は誰…?
開けていない辺鄙な村なので、村人の誰かが真犯人の疑いが強い。
いったい誰が…?
心自身も村人からしたら異色な存在なのである意味疑われてしまいがちですが、若き父親や母親、自分の家族と絆を作りながら奔走していきます。
タイムスリップした心の行動によって未来はどう変わっていくのか?
1話ですでにいくつか未来が変わった様子が見えたので、それによって後続の事件が変わっていくのか。
未来を知っている心の葛藤とその行動が最大の見どころです。
ぴお
個人的に漫画『僕だけがいない街』を思い出します。『リバース』もそうだけどタイムスリップものは雪山に行きがち?
竹内涼真を支える演技派キャストの方々…!
竹内涼真は若手ながら頑張ってるなという感じで見ています。
今作は彼を支える周りのキャストが豪華かつ演技派揃いで、その点安心して見れます。
まず殺人犯の罪を着せられた父親・佐野文吾役に大河主演もこなした鈴木亮平。
バラエティなどに出ているときの彼は朗らかでオープンで豪快なイメージがあります。
今作では1話、殺人犯かもしれないという疑いの目を向ける心の目に映る文吾は、朗らかな駐在さんの時もあれば鋭く何を考えているか分からない目をするときもあり…
心を逆に疑っているからということもありますが、一瞬で空気を変えられる演技がすごいです。
そして心の母親・和子役の榮倉奈々。
今作過去の時代では肝っ玉母さん的な振舞いがとてつもなく似合っている…
文吾との夫婦役もとてもいい雰囲気で子供たちと仲がよさそうな楽しい家庭の空気感が良かったです。
そして過去の時代の村人、警察官でユースケ・サンタマリアや竜星涼、芦名星、笹野高史、霜降り明星のせいやなど…
せいやはどうしたんでしょうか。コンビで今季ドラマ出てますね。
現在の人間関係では妻役・上野樹里、姉役・貫地谷しほり、安藤政信など。
きっと過去と現在を行ったり来たりするんだろうなと想像します。
(上野樹里ちゃんがまた出てきてくれることを期待)
『テセウスの船』全話あらすじ①
ここからは1話から順にあらすじをご紹介していきます。
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1話あらすじ(2020年1月19日放送)【視聴熱12,796pt】
#1
生まれる前に父・佐野文吾(鈴木亮平)が殺人犯として逮捕された主人公・田村心(竹内涼真)は、母・佐野和子(榮倉奈々)と姉兄と共に、加害者家族として世間からの厳しい視線を浴び、暗闇の中を生きてきた。
人目を気にして笑うことも許されなかった人生。
しかし、心の過去を受け入れ、いつも励まし支えてくれる最愛の妻・田村由紀(上野樹里)から、自分の父親を信じてみてと言われ、心は父に向き合う決意をする。
公式サイトより
1話あらすじのつづきを読む
そんな時、父が逮捕された事件の現場となった村を訪れた心は、突然、事件直前の平成元年にタイムスリップしてしまう。
そして、心はそこで生まれて初めて父・文吾と31年前の母・和子に出会うのだった。
過去で出会った家族は優しさと笑顔が溢れる愛すべき者たちだった。
父・文吾はなぜ殺人犯になったのか? 本当に事件の犯人なのか?
心は過去の世界で、父・文吾の起こす事件の謎を解明し、事件を阻止して過去を変えようと立ち向かう。
公式サイトより
突然平成元年、事件のあった過去へタイムスリップしてしまった心。
由紀が調べてくれたノートには、父の事件前にも不審な事件、事故が頻繁に起こっていたことがまとめられていた。
事件そのものが起きなければ、未来の家族を救うことが出来る…!
そう考えた心は全ての事故や事件を食い止めようとする。
雪山で小学生の女の子が倒れているのを発見した心は、その女の子を病院まで運んだ。
それは幼い頃の姉、鈴だった。
その病院の娘である5歳の小さな女の子(千夏)が自宅倉庫にあった除草剤を誤飲して亡くなるという記述をノートに見つけた心は、
除草剤を倉庫から盗み、雪山で容器ごと捨てる。
これでもう事件は起きないだろうと思いきや、やはり千夏は倉庫で倒れているのを発見され亡くなってしまう。
阻止できたはずなのに、何故…
その翌日、村人が雪崩に巻き込まれて亡くなることを必死で止めて回避した心。
文吾は心を怪しんで所持品を調べると、平成30年と記載された免許証を発見する。
警察にも疑われた心は一時拘留されるが、その後釈放。
すると三島医院の娘、明音が行方不明になっていた…!
必死で探す心は雪山で崖下に落ちていた文吾と明音を発見し、命がけで助けることが出来たのだった。
2話あらすじ(2020年1月26日放送)【視聴熱10,291pt】
#2
平成元年にタイムスリップした田村心(竹内涼真)は、木村さつき(麻生祐未)の計らいで事件が起きる音臼小学校の臨時教員として働くことに。
そして、心は父・文吾(鈴木亮平)と村で起こる事件を阻止していくことで父が逮捕される過去を変えようと決意する。
由紀(上野樹里)の事件ノートによると3日後に田中義男(仲本工事)の家が火事になる。
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2話あらすじのつづきを読む
田中家の警戒に向かうと、そこで気味の悪い少女二人の絵が描かれたノートを発見する。
これも音臼小事件に関連しているのでは…という心の不安は的中し、鈴(白鳥玉季)が行方不明になったと村は大騒ぎになる。
想定外の事件に心は動揺し、父・文吾との仲に亀裂が入る…。
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文吾と一緒に火事のおこるはずの家、田中義男の元にやってくると、家には新聞配達をしている長谷川翼がいた。
長谷川は心を信用しておらず早く村から出て行けと言う。
目が悪い田中の家には子供たち含め大勢の人が出入りしているらしかった。
心は小学校でウサギ小屋のウサギが殺されているのを心が発見する。
長谷川が怪しいと思った心は子供たちの前で長谷川を疑った言動をとってしまう。
しかし逆に心の立場が悪くなる。
一緒に暮らしている鈴は心を信じているが、クラスメイトは心を疑い始める。
田中家を見張っていた心と文吾。
火事は起こらなかったが、心の姉・鈴とその友達の明音が行方不明だと知らせが入る。
心が雪山を探していると一人明音を探しているという長谷川に遭遇する。
声を掛けるがどこか様子がおかしく…ふらりと去っていく長谷川。
娘が居なくなった文吾は心の持っているノートに未来のことが書いてあるのではと気づき、そのノートを見せてくれと必死に頼み込む。
しかし心はあのノートに書かれた未来の真実を父親に見せるわけには行かなかった…
なんとしてもノートを見せようとしない心に文吾の疑念は募り心を殴ってしまう。
ほどなくして鈴は無事に発見される。
明音と待ち合わせをしていたが、明音は来なかったのだと言う。
一人外を探している心を心配した母・和子は身重の体で心の元へやってくる。
心は思わず、友人の話として殺人犯の父親を持った家族の話をする。
「父親のことは忘れなさい」と言う母親のことを。
心は家族なんて脆いものだとつぶやく。
しかし和子は、「もし私がそのお母さんの立場になったら、同じことを言うかもしれない。
その方が子供たちを守ることになるから。」と話す。
母の本音によって心は家族の絆の強さを知る。
ノートの少女の絵の上に書かれた絵が実習で行った場所の風速計に似ていると言う情報を得る心。
文吾と心がその場所に向かうと、小さな小屋に鍵が掛けられており、それを外して中に入ると明音が横たわっていた。
辛うじて息はあるようだが、そこへ警察がやってくる。
心は再び疑われ、公務執行妨害で逮捕されてしまう。
さらには長谷川が遺体で見つかったというのだ…
3話あらすじ(2020年2月2日放送)【視聴熱10,390pt】
#3
田村心(竹内涼真)は、音臼村で起こった一連の事件の容疑をかけられ、刑事の金丸(ユースケ・サンタマリア)に逮捕されてしまう。
逮捕される瞬間に未来の出来事が書かれたノートは辛うじて投げ捨てた心。
父・文吾(鈴木亮平)が後に殺人を犯すことは決して誰にも知られてはいけない。
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3話あらすじのつづきを読む
しかし、やがて釈放された心の元に、ノートと共に捨てたはずの免許証が届く。
誰の仕業か!? まさか、ノートも拾われたのか!?
不安が募る心に追い打ちをかけるように、真犯人がまた奇妙な絵で新たな犯行を予告する!
果たして、次なるターゲットは!?
追い詰められた心を心配する和子(榮倉奈々)。
心は、家族を救うため、残酷な未来を打ち明けるべきか激しく葛藤するのだった。
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警察から釈放された心が佐野家に戻ると、文吾と和子、子供たちが温かく迎えてくれたが、その顔はどこか暗い。
殺人犯と疑われる心を匿っているとして、村人から悪戯電話などの嫌がらせを受けていたのだ。
それを知った心は心から詫びるが、明るく笑い飛ばす文吾たちに救われるのだった。
長谷川翼(竜星涼)の死因は青酸カリによる毒殺。
そしてそれは木村先生の親が運営するメッキ工場から盗まれたもののようだった。
長谷川の婚約者・佐々木紀子(芦名星)はその工場に勤めている。
学校に復帰した心に教師たちの目も厳しかったが、心が父親を助けた木村先生は信じてくれた。
そして学校の校門に、以前と同じような不気味な少女の絵が貼られているのを発見する。
翌日、クラスで子供たちがオレンジジュースを飲もうとしているのを見つけた心は、音臼小事件の記事を思い出し慌てて止めさせる。
ジュースの入っていた缶には「21」の数字。音臼小事件の被害者の数だ。
その事件で青酸カリの入ったオレンジジュースで多数の死者が出たのだ。
明らかに犯人がその事件のことを揶揄していると思えた。
追い詰められた心は、すべてを文吾に打ち明ける。
未来に起こる音臼小事件のこと、犯人が文吾であること、さらに自分が文吾の息子であることも…。
文吾は信じられず取り乱し、心を追い出してしまう。
心はそれでも事件を食い止めようと、自分を逮捕した刑事・金丸に協力を依頼する。
信じてくれる保証は無かったが金丸にもすべてを話し、一緒に犯人逮捕のため捜査をすることに。
金丸は心を見張りつつ動いているようだが、必死に捜査する心を見て鈴と佐野一家を本気で心配していることを知る。
心の元に新たに予告と思われる絵が届く。
狐と鈴と思われる少女の絵。
金丸に報告して心は神社に向かった。
金丸は一人証拠を探しに別の場所へ向かった。
金丸は誰かと話しながら崖から身を乗り出すが、後ろから誰かが突き落としたのだった。
金丸から報告を受けた文吾は心を心配して神社に向かう。
すると階段の上から突き落とされ倒れた心を発見する。
文吾は金丸からの話を聞いて心を再度信用する気になる。
しかしその時、心をあの時と同じ濃い霧が包み……気が付くと現代に戻っていた…!
スマホで事件のことを調べると音臼小事件は相変わらず起こっており、さらに悪いことに、母・和子と長男が一家心中により死亡していた…!
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『テセウスの船』全話あらすじ②
これまでのあらすじをチェック!
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4話あらすじ(2020年2月9日放送)【視聴熱14,706pt】
#4
再び現代にタイムスリップした田村心(竹内涼真)を待ち受けていたのは、変わり果てた歴史だった。
父・文吾(鈴木亮平)は変わらず冤罪で囚われており、母・和子(榮倉奈々)と兄・慎吾(番家天嵩)は心中して亡くなっていた。
生き残った姉は行方知れず。
自分が過去を変えたことで最悪の歴史に変わってしまったことに心は深く後悔する。
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4話あらすじのつづきを読む
最愛の妻だった由紀(上野樹里)が亡くなった歴史も変わっているのではと、心は一縷の望みを胸に由紀の実家を訪れ、由紀と遭遇する。
拘置所の文吾と涙の再会を果たし、必ず冤罪を晴らすと約束した心は、生き別れになっていた姉を訪ねるが、姉は村田藍(貫地谷しほり)と名前も姿も変えて隠れるように生きていた。
心は藍に文吾の冤罪を晴らすことに協力して欲しいと言うが、藍は内縁の夫(安藤政信)との生活を邪魔しないで欲しいと拒む。
心は姉の夫の正体を知り、愕然とするのだった。
音臼小事件は未だに終わっていないと感じる心。
心は父を救い出すため、あまりにも無謀な作戦を思いつく。しかし、大きな困難が待ち受けるのだった。
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由紀と出会い、生きていたことに喜ぶ心だが、由紀は心のことを音臼小事件の関係者としか認識していなかった。
彼女は週刊誌の記者だったのだ。
心は自分の知っている由紀では無くなってしまったと気付き再び絶望する。
わずかな望みを持って心は文吾の収監されている刑務所へ面会に行く。
文吾は31年前に出会った心を覚えていて「ずっと心さんに会えるのを楽しみに待っていた。」と話す。
心が居なくなってすぐ、刑事の金丸が谷から落ちて死んだ。
なんとかお楽しみ会を中止させようと思ったが出来ずに当日になった。
当日は学校の中を歩き回って警備したが、用意された法はっと汁の中に青酸カリが混入され、文吾の自宅からも青酸カリが発見された。
鈴が先日初めて文吾に面会に来てくれたと言う。
そして姉の住所を訪ねた心。
整形をして名前も「村田藍」に変えて生きていると言う。
結婚してもうすぐ子供が生まれるのだと話す。
藍の結婚相手は木村幹夫、車いすの男性だ。そしてその母親木村さつきと出会う。
夫は藍と同級生の加藤みきおだが、あの事件以来立てなくなってしまったらしい。
身寄りが亡くなった彼を木村さつき先生が養子にしたのだそうだ。
父親のせいで今もまだ苦しんでいると思うと結婚を断れなかったと言う。
二人とも佐野文吾を恨んでおり、二人に素性が知られたくない藍はもう会いに来ないでと言う。
心は事件の情報を調べていると「音臼小事件被害者の会」が今もまだ開催されていることを知る。
そこで雑誌記者である由紀に話を聞き、その被害者の会に行って関係者に話を聞きたいと話す。
由紀にあまりにも無謀だと言われるが、強く無実を信じている心に押されて開催場所を教えてしまう。
心が父を信じる気持ちは由紀からもらったものだった…。
心が当日「被害者の会」の開催場所に出向くと、そこには由紀が。
心が部屋に入ろうとすると、今日は来ないと言っていたはずの木村さつきが壇上で話し出す。
さつきは藍を隠しカメラで監視しており、二人の話も盗み聞きしていたのだ…
心が飛び込んでいっては流石にまずいと諦めようとするが…
その時由紀が部屋に飛び込み壇上からみんなに話しかける。
「本当に佐野文吾氏が犯人だったのでしょうか?当時は事情があって言えなかった情報をお持ちの方はぜひ教えてください。」
方々から怒鳴り声を浴びせられ、水まで掛けられても心の代わりに訴え続けた。
5話あらすじ(2020年2月16日放送)【視聴熱12,904pt】
#5
タイムスリップした平成元年から再び現代へ戻った田村心(竹内涼真)は、歴史が変わってしまうまでは妻だった記者の岸田由紀(上野樹里)の協力を得て、父・文吾(鈴木亮平)の無実を証明できるという証言者の松尾から連絡を受ける。
それは心にとって、父の冤罪を晴らす唯一の希望の光だった。
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5話あらすじのつづきを読む
その頃、木村さつき(麻生祐未)に「正体を知っている」と脅されていた村田藍(貫地谷しほり)。
文吾の娘だと夫の木村みきお(安藤政信)に隠し続けてきた藍は、さつきのある謀略に協力させられる。
果たして、さつきの魂胆とは何なのか?
そして、心は突然、松尾から証言はできないと連絡を受ける。
父を救う唯一の希望を失いたくないと、心は由紀に励まされながら必死で松尾に証言を願うが…。
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由紀と一緒に仙台へ向かい父に報告する心。
由紀は文吾と初めて直接話をし、これまで冤罪の可能性など全く考えてこなかったことに罪悪感を覚える。
しかし優しく話してくれる文吾に好印象を持ったようだった。
その帰り道、由紀が正式に取材をさせてくれないかと心に頼み込む。
仕事として協力してくれていることを痛感し心苦しくなる心だが、由紀の立場も考慮して取材を受けると約束する。
木村さつきはみきおが居ない間に昔の写真を見ながら藍に詰め寄っていた。
「こんなに素直で真っ直ぐな子が…こんな大嘘つきになるなんて!殺人犯・佐野文吾の娘、佐野鈴ちゃん!」
「みきおには言わない、その代わりあなたに協力してほしいことがあるの!」
その後松尾から電話があり、娘に反対されたから証言はやっぱり出来ないと言われてしまう。
心は翌日松尾の家に行って、せめて話だけでも聞きたいと由紀に話す。
家に尋ねていくが松尾は不在。
最後の希望である証言者を失う訳にいかないと、雨のなか玄関の前でずっと待つ心。
由紀が仕事終わりにかけつけるとずぶ濡れのまま座り込んだ心を見つける。
「俺のことなんてどうでもいい!もう運命だとか言って逃げてるわけにはいかないんですよ!」
「わたしも諦めませんよ。ひとりぼっちにさせるつもり無いですから、心さんを。」
由紀の言葉に、心はようやく立ち上がるのだった。
自宅に帰りシャワーを浴びると由紀が鍋を作ってくれていた。
由紀と話をする中でやっと笑顔になる心。
この時やっと心は「由紀さん」と名前で呼べるようになった。
文吾のところへ松尾が面会にやってくる。
松尾紀子、旧姓佐々木紀子だ。
「本当はお会いする資格なんて無いんですけども、どうしてもお会いして謝りたくて…」
「取り返しのつかないことをしてしまって、本当に申し訳ございません。」
その様子を見て、長い間苦しんできた紀子に労いの言葉をかける文吾。
自分の方がもっともっと苦しかったはずなのに、紀子を許し優しい言葉をかけてくれる文吾に心を動かされる紀子だった。
さつきは古い知人から松尾紀子の情報を集め、藍を家に向かわせ証言をさせないように説得しろと言う。
もし説得に応じないようなら手作りの芋ようかんを召し上がって頂いて、と。
さつきの執着を不審に思う藍だが、今の状況を世間にばらされることが何よりも怖く言うことを聞いてしまう。
心のもとへ、紀子がやはり証言をしてくれると連絡が入る。
早速彼女の自宅に向かう心。
さつきも急いで藍を松尾宅へ向かわせる。
松尾の証言はこうだった。
婚約者だった長谷川翼に「ある人に頼まれたから青酸カリを入手しろ。」と言われ、日ごろから暴力を受けていて逆らえなかったこともあり、工場から盗んで翼に渡した。
その後すぐに三島明音ちゃんの誘拐事件があり、その後翼は青酸カリで自殺した。
「明音ちゃんを殺せなかった。指示通りに出来なかったから俺はもう終わりだ。」と言っていた。
その後残りの青酸カリを探したが見つからず、生きる気力がなくなりもうろうとしながら音臼岳に向かった。
その時、金丸刑事が犯人に殺されるところを見た。
金丸刑事が誰かと話していて姿は見えなかったが「未来のことが書かれたノートがある」と断片的に聞こえた。
その後崖の下を覗き込んだ金丸刑事を犯人が突き落としたのだ。
犯人には思い当たる人がいる…
いざ犯人の名前を言おうとしたその瞬間、同席していた藍が薬を飲み、倒れたのだった。
それは木村さつきの差し金だった。
その後さつきは紀子の家を訪ねてきて、紀子の証言内容を聞き出そうとする。
しかし紀子の意志は固かった。
姉に付き添って病院に行っていた心の元に由紀から連絡が入る。
「松尾さんが、、亡くなったそうです。」
一緒にいた木村さつきと共に救急車で運ばれていく。
最後の希望の光を失った心。
だが自暴自棄になる心を見て由紀は「私は諦めません!あの時心さんを、一人にさせないって決めたから。」
強く励ます由紀の想いに応えるべく、彼女を抱きしめた。
6話あらすじ(2020年2月23日放送)【視聴熱13,532pt】
#6
田村心(竹内涼真)にとって唯一の希望だった、父・文吾(鈴木亮平)の無罪の証言者・松尾紀子(芦名星)が、木村さつき(麻生祐未)によって殺害された。
姉の村田藍(貫地谷しほり)の話から音臼小事件の真犯人はさつきではないかと疑うが、さつきの元に毒入りのジュースが届く……。
そして、事件を嗅ぎ回るなという警告が!
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6話あらすじのつづきを読む
それでも心は由紀(上野樹里)と協力して、事件の真相へと迫っていく。
木村みきお(安藤政信)に渡されたさつきの手帳と、文吾の記憶をヒントに事件の真犯人へと辿り着く手掛かりを得る。
しかし、それは心を陥れる真犯人の罠だった。
そして、ついに真犯人から心に招待状が届く!
心は命と引き換えに真犯人に会いにいくことを決意する。
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木村みきおに呼ばれ自宅へ行くと、木村さつきの部屋の壁ににたくさん貼られた気味の悪い絵、そして青酸カリの空き瓶を見せられる。
みきおは母親が音臼小事件の犯人だったのではと話す。
しかし母親は殺された、共犯者に操られていたのではと言う。
母親の病室から「小柄で小太りの眼鏡をかけた男」が走り去るのを見たという目撃情報があった。
絶対に真犯人を捕まえて真相を明らかにすると決意を固めるみきお。
さつきの手帳から関係者に聞き込みを続ける心と由紀だが、なかなか見つからなかった。
父の弁護士に呼ばれて文吾に面会に行く心。
また過去の事件のことで殺人事件が起こったことに心を痛めていた。
そして大事なことを思い出したと言う。
明音ちゃん監禁事件の時、亡くなった金丸刑事が首につけられた犯人の手型の痣の形をよく見ていた。
「どうやったらこんな形になるのか」と疑っていたと言うのだ。
金丸刑事が犯人につながるヒントを何か掴んでいたのかもしれない、そう心に伝える文吾。
由紀に話すと警察のツテで当時の事件担当の家を訪ねる。
今はもう亡くなってしまっていたが、遺品の中に事件の資料を見つけた。
金丸刑事が疑っていた痣の写真も見つけることが出来たが、特に違和感は感じなかった。
心は引き続き「小柄で小太りの男」を聞き込みすると、ある人から市議会委員の息子「田中正志」という名前が上がった。
31年前に心と文吾が火事を予見して家を警備したあのときの息子だった。
現在彼が住むという家を訪ねるが、不在のようだったが鍵が開いていて…
心が恐る恐る家に上がってみると、部屋の中で首を絞められ田中正志が死んでいて…
そこにタイミング良く通報があったとやってくる警官。
心は犯人と疑われて逮捕されてしまう。
由紀はネットニュースに載った田中正志の記事を読み、まさか心が逮捕されたのではと駆けつける。
心は警察で事情聴取を受けていたが、父親の無実を主張するも当然取り合ってもらえない。
警察に対する怒りが込み上げて取り乱し刑事を怒鳴りつける。
しかし次の日、あっさりと釈放される心。
心が訪れる前に誰かが田中正志の家を訪れた防犯カメラ映像があったと言うのだ。
それを持ってきたのは由紀だった。
任意の拘留は違法だと訴え、心の釈放に至ったのだ。
心は由紀に感謝しつつ自宅に戻ると、再び真犯人から絵が送られてきた。
音臼小事件の慰霊碑と思われる場所と明日の日付と「END」の文字。
その絵を持ってみきおに見せに行く。
恐らく自分を殺して音臼小事件を終わりにするというメッセージだと話す心。
みきおも危険だから一緒に行くと言うが、心は姉にも言わず一人で行くと決める。
心は自分が明日死ぬかもしれないと考え、由紀に本当のことを伝える為に呼び出す。
「タイムスリップした男の話」として自分の話をし始める。
自分が事件のあった過去にタイムスリップしてしまったこと、そして突然現在にまた戻ってきてしまったこと。
悪い方に変わってしまったはずの現在で、亡くなったはずの妻に出会ったこと。
由紀はそれを聞いて「その妻は私。」と自分のことだと認識する。
由紀が自分の話を信じてくれたと感じた心は、自分の結婚指輪を由紀に渡す。
リングの内側には「YUKI to SHIN」の文字が。
心は明日事件の重要な場所に一人で行ってくると伝える。
戻ってきたら今度は俺が旨い鍋でも作ると。
翌日、心は小学校の慰霊碑の前にやってくる。
一人で待っていると車いすのみきおが一人でやってくる。
みきおもまた「真犯人がどうしても許せなくて」と言う。
犯人が現れたらどうするのかと聞かれ「自首させる。たくさんの人の命と家族の幸せを奪った罪を一生かけて償わせる。」というが…
「それは無理だよ、心先生。」と言うみきお。
みきおは車いすから立ち上がりナイフで心の腹部を刺す。
みきおが音臼小事件の真犯人だったのだ…!!
先生のせいで余計な人が二人も死んだと言う。
「かあさんと、田中の正志。」
「心先生もここで死ぬ。」と言い心にナイフを向けた瞬間…
遠くからパトカーのサイレンが。
証拠はないと言うみきおだが、心はみきおとの会話をすべてボイスレコーダーに録音していたのだ!
それを聞いてその場を立ち去るみきお。
追おうとする心だが負傷していて動けない…
するとまた深い霧に飲み込まれ…
気が付くとまた31年前の事件まで2日の日に戻っていた…!
そして心が録音していたボイスレコーダーは、なんと子ども時代のみきおが既に手にしていた…!
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『テセウスの船』全話あらすじ③
ついに佳境に入る…!次々と明らかになる真相とは…?
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7話あらすじ(2020年3月1日放送)【視聴熱16,303pt】
#7
田村心(竹内涼真)は、現代で一連の犯人が木村みきお(安藤政信)だと知った途端、再び平成元年にタイムスリップしてしまった。
音臼小事件まであと二日。
心は文吾(鈴木亮平)と共にみきお少年(柴崎楓雅)を追うが、村から忽然と姿を消していた……。
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7話あらすじのつづきを読む
みきおの消息がつかめず焦る心は、歴史が変わった現代で和子(榮倉奈々)と兄・慎吾(番家天嵩)が心中していると文吾に明かしてしまう。
最悪の未来を知った文吾は取り乱し、絶対に事件を止めなければと空回りし、家族と村人との間に溝が出来てしまう。
事件を前に早くもバラバラになりかけた家族を、心は必死でつなぎ止めようとするのだった。
そして、みきおは計画を邪魔する心を消そうと、和子の命を狙おうと画策する!
家族のピンチを心と文吾はどう乗り切るのか……!?
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みきおの亡くなった祖母宅へ行き、みきおの部屋で手がかりを探す文吾と心。
そこには「心先生へ」と書かれたフロッピーディスクが…。
「バレちゃったみたいですね。お楽しみ会が待ちきれない!心先生、僕を捕まえられるかな?」と挑発的なメッセージが残されていた。
心が未来でみきおと対峙した時に録音していたボイスレコーダーは、あろうことかみきおに奪われていたと悟る。
木村さつきにも話を聞くが、みきおを養子にして引き取りたいと語る。
みきおを心配している様子から、今はまだ共犯関係ではなくただみきおを心配しているのだと感じる二人。
みきおの行方が分からず焦る心。
ポロっと文吾が捕まった後に母と兄が心中して亡くなってしまったことを伝えてしまう。
それを聞いて一層焦る文吾。
お楽しみ会を中止にしようと、脅迫状が届いたと村人に話すが中止を巡って喧嘩になってしまう。
さらにその喧嘩の話を聞いた和子へも事情を話せずに喧嘩してしまう。
加藤みきおは村の盲目の代議士・田中の家に居た。
薬を飲ませるのを装い、青酸カリを飲ませ…
自ら文吾のいる駐在所に電話をかけてきた。
みきおは二人を呼び寄せた隙に、心の存在を消すため和子の命を狙っていると気付いた心は、急いで家に向かう。
和子は自宅にいて無事だった。
みきおが和子にスープを試飲してほしいと訪ねてきたようだ。
和子が飲もうとした時、偶然鈴が帰ってきてみきおはそのまま帰ってしまったという。
その後みきおを探し回る文吾と心だが、やはり見つからない。
明日に迫る事件当日のために、せめて家族を守りたいと文吾は家族に村を出るように強引に言い渡す。
しかし明日のお楽しみ会を楽しみにしている鈴も慎吾も、何も話してくれない文吾に反感を持つ和子も大反対。
家族の絆に亀裂が入りそうになったその時、心がせっかくいい家族なんだからと説得する。
文吾も強引に進めようとしたことを謝ると和子は文吾を信じてくれた。
がっかりする鈴と慎吾のために佐野家だけのお楽しみ会を提案する心。
そしてお楽しみ会で予定していたタイムカプセルを埋めることに。
30年後に開けるつもりで、それぞれが大切なものをカプセルに入れる。
心は家族の家系図と結婚指輪を入れた。
お楽しみ会当日。
和子の運転で、鈴と慎吾は街を出た。
みきおを学校へ入れないようにしようとする二人だが、すでに放送室に入り込んでいたみきおは「みんなで楽しみましょう!」と校内放送をする。
放送室に向かうと、そこにはみきおがいた…。
8話あらすじ(2020年3月8日放送)【視聴熱18,450pt】
#8
大量毒殺事件当日、田村心(竹内涼真)は父・文吾(鈴木亮平)と共にお楽しみ会に現れた犯人・加藤みきお(柴崎楓雅)の行動を監視する。
食事に毒が入れられることを阻止しなければ、多くの死者が出て文吾は殺人犯になってしまう。
心と文吾はみきおに翻弄され続け、ついに事件が起きた昼食の時間を迎えてしまう。
食事の中に毒が混入しているかもしれない最悪の状況の中、心は事件を阻止するため驚くべき行動に出る!
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また、村では同時に新たな事件が進行していた!
和子(榮倉奈々)と子供達の身に危険が迫る!
そして、みきおの他に“もう一人の真犯人”がいることが分かる!
ついに犯人の本当の狙いが明らかになっていく…!
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ついに昼食の時間。子どもたちにはっと汁が振舞われようとしたまさにその時。
心がはっと汁を飲むのを止めるが、みきおを警戒しすぎたためか、みんな心の言うことは信じてもらえない。
心は決心して自分が一番先にはっと汁を飲み干す。
…何事もなかった。
誰も死ぬことなくお楽しみ会は終わったのだ。
しかし心はみきおが言った「僕の計画は完璧だ」という言葉が気になっていた。
さらに文吾に、和子と鈴、慎吾が乗ったはずの車が無人で発見されたと連絡が入る。
現場に急行すると和子たちの姿はなく、また不気味な絵の描かれた犯人からのメッセージが。
みきおはずっとお楽しみ会に参加していたはず。それなら誰が…?
犯人からの絵は十字架のようなものに張り付けられた文吾、そしてそれを悲しんでいる家族が書かれていた。
本当の狙いは文吾の命なのではないか。
和子と鈴、慎吾はどこかで縛られ目隠しをされて捕らわれていた。
みきおも身を寄せていたはずの木村さつきの家から居なくなっていた。
思いつく場所を探し回る文吾と心。
その時、和子たちが無事発見されたと警察から連絡が入った。
和子たちを出迎える文吾と心。
事情を聴くとスタンガンで和子は気絶させられ、目隠しをされてしまったようだ。
子どもたちも寝てしまっていて犯人は見ていない。
結局学校の体育館で、なんと加藤みきおに助けられたのだ。
学校に監禁した理由を、共犯者もお楽しみ会に参加していたからだと推理する心。
心は和子に話を始める。
突然村を出ろと言い出した文吾が隠していることを。
「小学校で今日大勢が殺される大事件が起きるはずでした。犯人は加藤みきおです。だからもう一度この村を出てください。」と和子にお願いした。
和子は少し考えて「この村は、出ない。お父さんの側にいる。」と決める。
結婚するとき親に反対されたが、それでも警察官の文吾と結婚した気持ちを語る。
聞いていた文吾が表れ「ありがとな、和子。」と感謝し、事件を必ず止めると誓うのだった。
文吾は意を決して警察署にみきおと共犯者を逮捕してもらえるよう要請しに行く。
しかし証拠も無いため何度言っても取り合ってもえらない。
駐在所に戻ってくると、みきおから電話がかかってくる。
みきおに一人で来てと呼び出され、文吾は罠かもしれないと思いながらも出かけていく。
心が戻ってくると、駐在所の机の上に文吾から置手紙があった。
「一人で決着をつける」と書いてある。
心はそのメモに残ったペンの跡から「キャンプ場」と書かれているのを見つけ、その場へ向かう。
文吾がキャンプ場のロッジに行くと、机の上にこれまでみきおが打ったと思われる日記のようなものがあった。
これまでの犯行をほのめかす内容だ。
みきおが出てきて話始めたところで、突然スタンガンで気絶させられる文吾。
さらにみきおもスタンガンで気絶させられてしまう。
9話あらすじ(2020年3月15日放送)【視聴熱18,453pt】
#9
田村心(竹内涼真)が犯人に呼び出されて向かった文吾(鈴木亮平)の後を追うと、そこには意識不明で重体の加藤みきお(柴崎楓雅)がパトカーに残されていた。
連絡が取れずに行方不明の文吾に、県警の監察官・馬淵(小籔千豊)は殺人未遂容疑で家宅捜索するために佐野家を訪れる。
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文吾の消息が掴めないまま佐野家には記者たちが集まり、警察官が殺人事件に関与したと騒ぎ立てる。
音臼小事件を阻止しても父は殺人犯の罪が着せられた状況に陥ってしまう。
心は、文吾に殺人犯の罪を着せて死刑に追い込むという真犯人の執念深さを感じるのだった。
そして、文吾への恨みの原点と思われる謎のメッセージが届く。
追い詰められた和子(榮倉奈々)が集まった記者たちに語った言葉とは!?
そして、ラストには衝撃的な犯人の策略が待ち受けていた・・・!!
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みきおは青酸カリ中毒で重体、文吾は未だに行方が掴めなかった。
家宅捜索の翌日、朝から多数のマスコミ、記者が佐野家に押し掛けた。
文吾が殺人犯と疑われ、鈴も父を疑い出してしまう。
心はその様子を見て堪らなくなりマスコミの前に飛び出してしまう。
カメラの前で、「佐野さんは人を殺すような人物ではありません。」と話す。
文吾は捕らわれている場所で目隠しをされていたが、テレビはありそこで中継が流されていた。
その後和子がカメラの前に出てきて「お騒がせしてすみません」と頭を下げる。
しかし文吾を信じていると発言する。
それでも黙らない記者たちに和子はとうとうキレる。
「うるさいうるさーーーい!!蚊柱みたいにブンブン集まってくんなっつーの!この、虫けら記者!!」
それを聞いていた文吾は喜び、いいぞ!と和子を応援。
その後、鈴は母がテレビで宣言した様子を見て父を疑ったことを反省していた。
心が駐在所に戻ると机の上に封筒があり、中を見ると由紀が事件のことをまとめてくれたノートだった。
その最後のページに見慣れないものが挟まっていた。
1977年の音臼村祭のチラシだった。
そのチラシが犯人からのメッセージだと思った心は、そのチラシに入った校長の名前を見て話を聞きに行く。
校長に見せると12年前の村祭りだと話す。
校長は心に聞く。「あなたは何者ですか?」
「色々と疑わしい点はあるが、あなたは嘘つきではない、すぐ熱くなるところは佐野文吾そっくりだ」と言う。
12年前の祭りで起こった事件とは、食中毒で村人の徳本の母が亡くなったという。
心はその情報を持って、徳本の家を訪問するが留守だった。
山の中で徳本を探し回ると、フラフラと歩いていた文吾と偶然出会う。
「良かった、助かったんだ俺。」
文吾と心は家に帰ってくると和子と鈴、慎吾が出迎える。
そこへ車で徳本と井沢がやってくる。
マスコミに騒がれた佐野家を気遣って猪鍋に誘いに来てくれたのだ。
佐野に今までどうしていたのかと聞くと山小屋で目隠しされて監禁されてたと言う文吾。
心が調べていた12年前の祭りについても話す二人。
それでもまだ真犯人の目的、動機が分からない。
文吾はその後警察に監禁されていたと事情を話しに行った。
疑いが完全に晴れると思いきや、そのまま監察官・馬淵によって拘束されてしまうのだった。
翌朝山の中で不審な廃棄物が見つかる。
以前誘拐された明音ちゃんの盗撮写真、ライター、そして折れたフロッピーディスク。
ラベルには駐在日誌と書かれていた。
心は例のノートから文吾の家に既に青酸カリが隠されているのではと家中を探し回るが見つからなかった。
そこへ馬淵たちがやってきて文吾のワープロを開く。
そこにはみきおが書いていた日記が「駐在日誌」として入っていた。
その中に「青酸カリは家の裏庭に埋めた」と記述があり、馬淵は庭を掘り起こすと青酸カリが出てきたのだ…
そこへちょうど帰ってきた文吾と和子。
駆けつけたパトカーの前で、馬淵に連続殺人容疑で逮捕されるのだった。
10話あらすじ(2020年3月22日放送)【視聴熱86,628pt】
#10
駐在所のワープロから犯行日記が、庭から青酸カリが発見されて逮捕されてしまった文吾(鈴木亮平)。
大きく揺れる心と家族。
バラバラになってしまった家族は最大のピンチをどう乗り越えるのか……?
そして、事件の真相を追う心の元に黒幕から最後のメッセージが届く。
それは、心に究極の選択を迫るものだった。
過去を変えて家族の未来を救うため、心はある決意をする。
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やがて迎える黒幕との対峙。
そこで事件のすべての真相が明らかにされる。
心と家族の未来はどう変わるのか……?
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みきおは病院で意識を取り戻したが、その記憶を失っていた。
心がみきおに真犯人の手がかりを聞き出そうとするが、木村さつきに阻まれて近づくことすらできない。
文吾は取り調べを受け留置所で拘留されていたが、そこに本の差し入れが届く。
翌日、心と和子が一緒に面会に行くと文吾は沈んだ顔をしていた。
そして「犯人は……俺だ。みきおの共犯者は……俺なんだ。」と語りだす。
和子にも何も話さず「俺のことは忘れてくれ。」と言って去ってしまう。
鈴と慎吾が父親のために描いた絵も見ずに行ってしまう文吾。
文吾が自白したという情報はすぐに世間に知れ渡り、またマスコミが押し寄せてくる。
村人の徳本と井沢が守ってくれるが、もう和子の実家に帰った方が良いと言われてしまう。
文吾の言葉にショックを受けた和子は、子供を連れて実家に帰ろうとする。
しかし二人の子供たちは「父親を信じたい!」と言う。
そしてみんなで庭に埋めたタイムカプセルを開けてみることに…
そこには文吾が30年後の家族それぞれにしたためた愛情溢れる手紙が入っていた。
その手紙を読んで、やはり文吾が悪いことなんてするわけないと思い直した和子。
心はやはり真犯人の手がかりはみきおだと、改めてみきおの病院に出向くと木村さつきがみきおを探し回っていた。
どうやら居なくなったようだ。
ある場所でみきおを見つけると「待ってたよ~、心先生。」とやはり記憶を失った訳では無い様子。
そして鈴のことを語りだす。
転校してきたみきおは当初いじめられていたが鈴に度々助けてもらっていた。
それから鈴のことを守りたい、自分が鈴のヒーローになりたいと思っていた。
しかし鈴は父親が自分のヒーローだと言う。
鈴のヒーローは自分だけで良いと、これまでの犯行を語りだす。
しかし今、鈴が喜ぶのは父親が釈放されることだから作戦変更、と取り出した青酸カリを飲もうとする。
心が飛び掛かり止めたが、みきおは多少の青酸カリを飲んで倒れてしまう。
みきおは再び病院へ運ばれる。
そしてみきお自身が録っていた犯行を自白したボイスレコーダーを心が警察に持っていく。
犯人の自白として文吾は直ちに釈放された。
文吾が自供した理由は、留置所で差し入れられた本だった。
その本に脅迫文が記してあったのだ。
犯行を認めないと家族を殺すと…
文吾が帰ってきた後で、さらなる真犯人を探す。
12年前の祭りでの事故のことを文吾は思い出す。
きのこ汁に間違って毒きのこを入れたのは代議士・田中の妻、正志の母だったと。
その後心が派出所に戻ってくると、ドアに封筒が挟まっているのを見つける。
宛名は「佐野文吾様」と筆跡が分からないように書いてある。
心は一人で中を見るが、文吾にはその封筒の存在を隠した。
心はタイムスリップして笑顔のある家族に出会えて、やっと家族を信じることが出来た。
そして家族の未来を絶対に守ると決めていた。
封筒の中には心が持ってきた未来の記事が書かれたノートのコピー。
そして作られた新聞記事「警官家族3人死亡」の見出しの元、和子、鈴、慎吾の写真が入っていた。
日にちは3月19日と書かれていた。
文吾も12年前の祭りの日、3月19日に何かあるのではと推理していた。
次の日、心はお世話になりましたという書置きを残して佐野家を出る。
派出所に心と似ている背格好の男性が倒れていると連絡が入る。
文吾は慌てて家を飛び出すが車のタイヤがパンクさせられており、走って向かうしかなかった。
居なくなっていた校長先生が派出所に現れる。
東京に行った息子に会いに行っていたと言う。
疎遠になっていたはずが、心と文吾を見ていたら親子のように見えてきて息子に会いに行ったのだと。
文吾は明音が監禁されていた山小屋に心を探しに来ていた。
見たところ心は倒れていない。
すると、突然背後から文吾は脇腹を刺されてしまう。
「お前だったのか…」
それは田中正志だった。
正志は12年前の祭りで母親は毒きのこを入れたことで捕まり、父親に捨てられ身体を壊し亡くなった。
正志と妹は殺人犯の子として生きることになり、妹はいじめられ自殺したと言うのだ。
父親の看病のため仕方なく音臼村に戻った正志に、「家族は大事にしないとな!」と声をかけた文吾に恨みを募らせた。
みきおは文吾が邪魔だということで利害が一致したから利用したと話す。
正志が文吾に飛び掛かってくる。
そして心を殺した、と文吾に告げる。
心の未来のノートを見たことで、文吾の子どもだと分かっていたからこそだ。
文吾は心が殺されたと聞き正志からナイフを奪い、刺そうとするが踏みとどまる。
「心さんを裏切れない…」
正志の苦しみは家族を守れなかったことだと知り「すまない…」と謝る文吾。
そこへ駆けつけた心。
文吾に自分を刺させようとして揉み合いになる正志。
そこへ心も割って入り3人で揉み合いに…
結果、心が刺されてしまう。
文吾は「お前は俺の息子だ。」と心を抱きとめて告げる。
しかし心はそのまま命を落としてしまったのだった。
-31年後。
妊娠した由紀の手を引き会食の場所に連れてくる心。
文吾と和子、鈴、慎吾と家族一同そろった幸せな場所。
文吾が心の子どもの名前を提案する「未来」と。
それは心がタイムカプセルの家系図に残した名前だった。
あの時の心さんはここには居ない、でも幸せな家族は心さんのおかげで残ったのだ。
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