映画『サバイバルファミリー』

レビュー『サバイバルファミリー』はうっかり自分の生活を見直してしまう笑える教科書だった!(映画ネタバレあり)

こんにちは。ぴお(@entamo1)です。

連続ドラマが一息ついて少し時間が空いたので、映画の過去作をチラホラ観たりしています。
今日は映画『サバイバルファミリー』の感想を書きます!
これを選んだ理由は、Amazonプライムビデオで見放題作品だったことと、注目の泉澤祐希くん長男役で出ていた事、そして軽めに観れそうだったからです!
ところが、思わずうるっときちゃったり…?

まずは、あらすじ

ある日、突然サバイバルが始まった————!?

東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。
さえないお父さん(小日向文世)、天然なお母さん(深津絵里)、無口な息子(泉澤祐希)、スマホがすべての娘(葵わかな)。
一緒にいるのになんだかバラバラな、ありふれた家族…。

そんな鈴木家に、ある朝突然、緊急事態発生!
テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池にいたるまで電気を必要とするすべてのものが完全にストップ!
ただの停電かと思っていたけれど、どうもそうじゃない。

次の日も、その次の日も、1週間たっても電気は戻らない…。
情報も断絶された中、突然訪れた超不自由生活。
そんな中、父が一世一代の大決断を下す。

ぴお
基本的にはコメディ!でも思ったよりもシリアス!

キャスト&スタッフ

キャスト

鈴木義之 -  小日向文世
鈴木光恵 -  深津絵里
鈴木賢司 -  泉澤祐希
鈴木結衣 -  葵わかな

斎藤敏夫 -  時任三郎
斎藤静子 -  藤原紀香
斎藤涼介 -  大野拓朗
斎藤翔平 -  志尊淳

スタッフ

監督:矢口史靖
原案:矢口史靖
脚本:矢口史靖
脚本協力:矢口純子

感想

ふっつーの家族が主役なところが良い!!

主役の鈴木家は本当に普通の家族なんですよ。
イマドキの女子高生、少し友達関係に悩みありな長女。
少し無口で何考えてるか分からない大学生の長男。
普通の専業主婦で少し天然なお母さん。
お父さんはサラリーマンで髪が薄いので、家族公認で”お帽子”をかぶってらっしゃる。

思春期の長男長女は家族に反発気味ですが至って普通の家族。
ある日突然原因不明の大規模停電に見舞われます!
停電だけならまだしもスマホの電源も時計も電話も、何故か車もガスまで一斉に止まってしまいます。
何かがおかしい…

深津絵里が飾らない普通の主婦を演じてて、あんなに美しいのに本当に普通の専業主婦に見えるからすごい。
ノーメイク、スウェットのような格好でゴミ出し行ったり。ご近所さんとのやり取りや仕草、言い方を見ても、もう主婦にしか見えない。
小日向さんはいつも通りですが、葵わかなちゃんは朝ドラのイメージからかなり離れてます。茶髪で派手な格好の女子高生。
長男泉澤くんは割とイメージのままですが寡黙です。

こんな普通のよくある家族が、突然サバイバルに巻き込まれていくからこその面白さがありますね。
そしてもちろん笑えるんですよ、お父さんの”お帽子”を形見のように握りしめる息子とか、石炭で動く機関車の煙でもれなく全員顔中真っ黒になったり。
でもコメディタッチなのであり得ないような展開かと思いきや、意外とリアルな物語が展開されていきます。

知恵は身を助けると学ぶ!!

こういういわゆるパニックムービー的な展開個人的に好きです。
想像出来ない展開になったとき、個々が何を考えどう行動して、そして生き延びるのか。
鈴木家は普通の家族ですが、それぞれにナイス!と思える判断をしていました。

長男は元々大学まで自転車通学だったので、車も電車も動かない街で唯一徒歩以外の選択肢となった自転車に乗って街で情報収集します。
街へ出て初めて、信号も止まってるし車も動いていない異常事態に気付きます。
そして車のバッテリー補充液が精製水であり、いざとなれば飲めることも知ります。

予想できない事態になったときって、まず現状を理解することが一番大事だと思ってます。
数々のパニックムービーをみて勉強した結論ですけど。
どういう影響がどの範囲で起きていて、逃げるのかその場に残るのか隠れるのか、逃げるならどっちへ逃げるのかなど。
たくさんの選択をその場その場でしていかないといけません。
なるべく正しい判断をする為には、状況が正確に分かっている方が断然有利です。

いち早く自転車をポンと買ったお父さんもグッジョブだし、お母さんも停電初日にロウソクやら水やら買い込んでいて素晴らしかった。
その後、水の価値がどんどん上がってしまった時の値段交渉術も素晴らしい! 主婦の生命力に拍手喝采!
何かの機会に見習いたいと思ったほど笑

ずっとあのまま東京にいたら、きっとみんな息絶えてただろうし移動することを選んだのも素晴らしい決断でしたね。
道中出会ったまるでキャンプに来ているかのような余裕を見せていた時任三郎ファミリー。
彼らも自生しているどの植物が食べられるとか、川や雨水を飲めるようにする方法、食べ物を長期保存する方法などの知識があったからこそ余裕だった訳ですし。
サバイバルには正しい情報と知識が欠かせませんね。勉強になる。

以下、ネタバレ注意

生きることの大変さや尊さ、人間の逞しさを感じる

東京から鹿児島まで自転車で行くことになるんですよ、この家族。
実家のお父さんは漁をしてるから食べ物や生活がなんとかなるだろうと。
それはそれはもう遠い道のりで数カ月かかるものでした。

その判断は間違ってなかったけど、道中かなり大変な目に合います。
途中までは同じように東京脱出している人々と共に来ますが、いつしか家族だけになり飲み水も食べ物もつき…
もはや気力もつきかけて、という時に目の前にが!

豚を見つけた時の鈴木さん達は、もう全員が「やるしかない…!」と思った訳ですね。
家族4人で豚を追い込む姿を見て、もうここサバンナだな…と思いました、はは。

結局豚を仕留めたんですが、その豚は家畜で柵から逃げ出した豚で、そこのご主人に見つかり怒られてしまいます。
しかしこのご主人がとてもいい人で鈴木さん達のやつれた様子を見て、家に招いたうえご飯を食べさせてくれるんですね。
ほとんど1か月振りのまともな食事だったでしょう。
豚のスモークにかぶりついた娘の結衣は、食べながら泣いていました。

いつかのドラマで「泣きながらご飯を食べたことがある人は生きていける」というセリフがあったんです。
自分もそんな経験があったせいか、これには心底共感してとても心に残ってるんですよね。

鈴木家の結衣ちゃんも同じ状況だったと思うのですが、食べることはほとんど生きることと同義だと思うんです。
何故食べるかっていうと生きる為に食べるんだから。
心底悲しくて絶望しても、泣きながらご飯が食べれるならその人には生きる意志が必ずあるってことなんですよね。
結衣ちゃんの涙は恐らく少しほっとしたとか喜びとか、ネガティブなものばかりでは無かったと思うけど
それでもそんな感情を流れ出るままにしてとにかく食べる!生きる!という逞しい生命力が見えて感動してしまいました。

そして逞しいと言えば、トンネルの入り口で道先案内をしている目の見えない人たち。
お金か食糧と引き換えなんですが、素晴らしくたくましくて感心しました。ナイス商売。

最後まで謎は謎のまま…?

結局鹿児島の実家になんとか到着して、そこで昔ながらの自給自足の生活を送ることになった鈴木家。
それから2年ほどが過ぎ…
これまたある日突然に電気や機械が動き出すのです。
結局何だったのか。宇宙規模の影響を受けたようですが、原因はイマイチはっきりせず。まぁいいか。

でもそんなに長く田舎暮らしをしていたら、正直東京でまた元の生活に戻るのも怖くないでしょうか。
またいつ全てが止まってしまうかと思ったらね。。

最後に評価

ぴお
この映画を5段階で表すと、わたしは★3.6!

正直想像よりも面白かったです。
ものすごく感動して号泣したとかは無いけれど、楽しみながらもしみじみと今の生活を省みたり、もし自分がこうなったらという演習をしてしまいました。
笑えるところは何も考えず笑えて、興味深く考えさせられる部分もある作品でした!

この作品は以下サービスで視聴できます。
鈴木家の活躍をぜひともチェック!

※本ページの情報は2019年3月時点のものです。最新の配信状況は各サービスサイトにてご確認ください。